Dragontone /石坂亥士

神楽太鼓奏者・石坂亥士のブログ

プラハのつづき・・・

プラハは、沢山の観光客が訪れる場所だ。

興味深いものが、いたるところに存在している。

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クラシックバイクであったり。
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ちょっとした紋章のような。。。
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日中は、少し観光ができたので、少し散策し、

夕刻からは、茶事をメインにしたうさと座公演だった。

毎回違う場所と違う条件なのだが、ここは、特別ギュッと詰まった感じの場所で、石が沢山あって、雰囲気のあるスペースでもあった。

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先に会場入りしていたKNOBさんが、汗だくになりながら、会場を整えてくれていて、とても清々しい空間に生まれ変わっていた。

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俊介さんと俺で、お客さんが来る15分前位からゆったりとした音で場を作りつつ、そのまま舞の魂宮時くんが入り、その後KNOBさんが登場して、献茶をたてるという流れ。

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その後、三輪福さんが舞って、KNOBさんが場を後にして、この会がゆるやかに閉幕していったのだった。
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俺は、ソルフェジオガンクに、グンタ、そして、手製の拍子木に明珍火箸風鈴、という風流系の音色だったが、とても良い感じに響いて、個人的には、ヨーロッパツアーの最後の音として、しっくりくるものとなったのだった。

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ヨーロッパツアー最後の夜は、こんな感じに魂宮時くんの注文したファイヤーな料理に、みんなビックリしながら夜が更けていったのでした。
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翌日は、自由行動だったのだが、偶然にも三人が再会!!!

ラストの写真、暑すぎたので裾をまくって、手拭いかぶってる自分が、後で冷静に見ると、プラハにミスマッチな!?と、いう締めくくりとなってしまった様な。。。

タクシーは走る!

ポーランドからは、タクシーでチェコプラハまでの移動だった。

2台に人と荷物満載!!!

8名プラス衣装類やもろもろの荷物は、さすがに相当な量だった。

ディーゼルエンジンの黒いベンツタクシーは、なかなかに凄い音で、道具として使い倒してある感じが良い雰囲気である。

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途中寄った、スーパーの駐輪スペースの表示が、カッコイイので一枚!

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ポーランドはのどかで、信号もほとんど無くて、日本だと北海道のような感じだろうか。

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運転手のアーサーさん曰く、「列車は、一日に二回通るんだ!」とのこと。

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チェコとの国境の前に、プレハブ小屋が一つあり、車の関係なのか、運転手さんがシールを二つもらっていたが、チェックは全くなく、日本の県境の様に、看板が立っているだけなのだ。そして、その小屋の隣には、この犬がのんびりと座っていただけだった。本当に長閑である。
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チェコに入って、初めてのお昼ご飯にレストランに!

トイレの水を出すレバーが、素朴で使いやすくて、その機能美が素晴らしかったので、ついついパチリッと!

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田舎の食堂という感じなのだが、こんな素敵な額の絵が飾ってあり、魂宮時くんと不思議にマッチしていた。

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予想よりも時間はかかったものの、無事にプラハに到着!

街中に入ってから、運転手さんのナビの反応が遅くなり、随分とグルグル回ってしまい、アーサーさん、キレ気味になりつつも、何とかホテルにたどり着いて、一安心したのだった。

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会場となるMIYABIという日本食レストランは、相当に凝った造りとなっているので、雰囲気はバッチリ!

下見をして、その後チェコビールで乾杯。

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歩いてホテルへ帰る道すがら、奇抜なお菓子の店が。。。

興味深いが、食べたくはないかなぁ・・・と。

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昼間のプラハは、予想外の暑さで、真夏の日差しが照りつけていた。

多少観光もできて、ストリートミュージシャンの演奏も聴く事ができて、とても嬉しい時間だった!!!

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プラハの記念に彼らのアルバムも購入!

 

つづく・・・

 

 

 

とにかく毎日お城に居る

ポーランドに来てからは、毎日お城に居るわけである。

朝起きて、ホテルを出るとお城が見えるので、毎日パチリッと写真を撮るのが日課になっている。

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毎日違って見えるのが、面白いもんである。

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北の風の神様という像。

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ギターの原型とされる、リュートやウードの様な弦楽器を弾きながら、大きなタンバリンを足で鳴らしている像も興味深い。

彫刻的には、上品な雰囲気だが、これが実際に音を出しているのを想像すると、結構パンチの効いたものだった様な。。。
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公演当日の日は、現地の解釈の芸者さんが出現して、会場を盛り上げていたので、記念に一枚!!?

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上空に何やら音がする、と思ったらドローンが飛んでいて、ラッキーなことに、その映像のモニターを見せてくれて、鳥の目でお城を見る事ができた!!!

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こんな小さな機体でこれだけ撮れるのは、凄いことだなぁ・・・と。技術の進歩をしみじみ体感したのだった。

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写真は、ドイツ在住で、EUでのコーディネートをしている、けいこさんから送ってもらったもの。

お城の三階から撮っているので、全貌がわかるのがありがたい。

けいこさんは、旦那さんの仕事の関係で、バリにも住んでいたことがあり、現地のレインストッパーの話で盛り上がったら、午前中は、なんと雨が降り出し次第に雨足が強くなってきた。

部屋に居ると、けいこさんから電話が。。。

「亥士さん、レインストッパーで雨を避けて下さいよ!」と・・・。

俺ができるわけはないのだが、レインストッパーの方や、現地のシャーマン的な方に会った時に、石を使って行うという話を聞いた話を思い出し、ちょうど、それに近い雰囲気の石のネックレスをしているので、てるてる坊主程度のことだろうが、晴れることを願ったのだった。

 

以下リンクは、石の話の以前の記事

http://dragontone.hatenablog.com/entry/2017/10/04/163412

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どうなることかと思ったが、昼には上がって、芝生も乾いてしまうという奇跡の天候だった。
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写真は、お城から撮っているのだが、お城をバックにした公演と、ファッションショーは、全てのバランスとタイミングが奇跡的な融合をみせ、大盛況のうちに閉幕したのだった。
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演奏の最後あたりには、背後から清々しい風がふわーっと吹いてきて、なにやら良い流れを運んできたような気がした。

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昨夜は、お城最後の夜。魂宮時くん、三輪福さん、KNOBさんの三人が、お城の中庭にて、ダンスの饗宴!!!

ポーランドの最後の夜は、こんな感じにふけていきました。

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さて今朝のお城!!!

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本日は、チェコへとタクシーで移動となり、3時間程で着いてしまうのだとか。

 

親友の信が、チェコに滞在していたことがあり、「チェコは良いよー!」と聞いていたので、とても楽しみなのである。

 

 

 

飛鳥へ

鳥井美知子さんの個展のクロージングで演奏することに!!!

2019年6月23日 開演17:00 なんと入場無料!

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以前、飛鳥に行った時、飛鳥画廊の喜多さんがバーベキューに呼んでくれ、盛り上がって、少しだけ神楽太鼓の演奏を画廊でやったのだった。

その時に、お互い飲んだ勢いもあり、「今度ここでライブしよう!」という話で盛り上がり、喜多さんから、二回分の交通費にはなるぞ!と素敵な金の羊のバッチをもらってしまったので、今回のクロージングライブに行く事ができるのは、とても嬉しい。

 

そして、飛鳥を拠点に活動している、ピアニストの渡会光晴君がゲストで参加してくれ、おそらく後半は、即興セッションが繰り広げられるはず。

 

当日、飛鳥村大根田の棚田で、田植え祭りも行われていて、これも、その時意気投合した米作りをしているケンちゃんとの約束で、田植え祭りも演奏で盛り上げることになっている。

長い一日になることは間違いない!!!

 

ーーー 以下展覧会情報 ーーー

 

鳥井美知子展

会期 6月15日(土)〜6月23日(日)
会場 画廊飛鳥/奈良県高市郡明日香村平田260
Tel/090-7756-4479
開廊時間 11:00〜17:00
作家在廊日 6/15・16・17・21・22・23
休廊日 6/19(水)

 

〜鳥井美知子さんからのメッセージ〜
万葉集に歌われている、明日香風に吹かれにいらっしゃってください。

初めてのポーランド

ドイツで合流した、けいこさんの車とベンツのバンに荷物を満載して、フランクフルト空港へ。

けいこさんと、座長の山ちゃん曰く、この空港は何が起きるか分からないとのことで、遅れるのは当たり前だし、乗れないこともあるんだとか。。。

予感は的中して、オーバーブッキングで2名乗れないという話。

そして、山ちゃんと魂宮時くんのチケットには、座席番号の記載がなくて、なかなか微妙な状態。。。

どうなるかと思ったら、ありがたいことに、みんな乗ることができて、一安心してフランクフルトを後にする事ができた。

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ここぞとばかりに、雲を観察して、写真が撮れて良いのだが、今回の旅は窓側に当たる。

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小さい飛行機なのか、操縦が上手いのか、着陸のショックがほとんどないほどで、そんなに多く乗っているわけではないが、今まで乗った中で、一番スムーズな着陸だったので、なんとなくポーランドが好きになったのだった。
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建物に着けるのではなく、政府要人が降りてくるような階段で降りることになり、俺の神楽太鼓と、KNOBさんのディジュリドゥが、丁寧に、荷物を引っ張る車の荷台に載せられるのを目撃できて、不思議と嬉しくなる。
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そして、空港のカートも一番スムーズに動くのに、ビックリだったので、ポーランドの第一印象はとても良いものとなったのだった。
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道すがら、道端で売っている苺を、運転車さんがかってくれて、みんなで食べたのだが、とても美味しいのにもビックリだった。

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南西部に位置するクションシュ城に到着!!!

日差しが強くて、だいぶ暑い。

狛犬ならぬ、狛獅子が出迎えてくれる。狛犬の内に秘めた力強さとは違って、威嚇するライオンは、こちらの文化的な面もあるかと思える。

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このお城、今は公営となり、大勢の観光客が訪れるスポットになっているが、第二次世界大戦時には、ヒトラーナチス軍がここを拠点に司令を出していたのだとか。
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日本週間的なイベントのひとつとして、このお城の中庭での公演とファッションショーが行われるらしく、こちらでの日本のイメージが、芸者、盆栽、お茶、折り紙、書、扇子、という感じらしい。

扇子に筆文字で「平和」と書かれてあるのが、ポーランドから、今の日本へのメッセージともとれる。

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夜は、こちらの花梨酒で乾杯!

カウンターに置かれた花梨酒がキラキラしていて、現地では「ナストロービア!」と言って乾杯する。

KNOBさんと魂宮時くんは、7杯位飲み干してたなぁ。

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夜でもまだ薄明るい、ポーランドの空模様。

魂宮時くんは、この後、お城をバックに踊っていたそうな。
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マインツ公演を終えて。

大聖堂の鐘が、わりと長い時間鳴り響くので、少し録音してみた。やはり、ヨーロッパは教会の鐘の音は、避けては通れない。昔作られた鐘だと思うので、なかなか音もこなれて良い音色だった。以下のリンクから聴けるので、ご興味ある方はどうぞ!!!

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https://soundcloud.com/gaishi-ishizaka/20190605-karionmainz

街中を歩けば、やはり乗り物に目が行ってしまう。自転車も車も、こっちの方が早くから発達さているので、機能性とデザインが絶妙で、なんだかしっくりくる造りになっている。

日本だとトヨタが、ドイツではベンツなのかもしれない。ベンツのタクシーが多くて、日常の足として、ガンガン使われている感じが気持ち良い。

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可愛い三輪は、街中のショップのイメージで置いてあるのかと思ったら、移動の道中で唸りを上げて走っていくこの三輪に出くわして、使いたおされているのが、機械冥利につきるなぁ、と嬉しくなったのだった。
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お昼は、ちょうどシーズンの、ホワイトアスパラ!!!

こんなにアスパラだけを食べるのは初めてだったが、美味しいもんである。現地で、旬のものを食べるのは、その土地にも合ってくる感じがする。

巨大な赤トウガラシ!?

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二武会という道場での公演は、予想外に暑かったので、気温と衣装とのせめぎ合いになった。

あまり普段は、温度を気にして公演はしないのだが、この暑さが、内容にだいぶ影響した気がする。

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内容は、それほど決まってはいないのだが、多少の出る順番はあって、暑さも手伝って、少し間合いがつまった感じとなった気がするが、それはそれで良し!という内容に。

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いざ始まってしまえば、川が流れるごとくである。

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それぞれ、やれることに最善を尽くしていく。即興の醍醐味は、それぞれのやりたいことをやって、結果的に調和する場合もあるし、違ったことになることもある。相手の音や動きを感じて、お互いが影響し合うわけなので、毎回面白い。
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個人的には、不協和音的なスリリングな状態が面白く、そこを目指すわけではないが、その後に生まれる世界観がいつも楽しみなのである。

無事に公演も終わり、一同ホッとしての夕食は、とても美味しいものとなったのでした。

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ドイツのマインツへ!

フランクフルト行きの便が、2時間ほど遅れたが、無事に飛んでくれて、フランクフルトに着くことができた。

空港で、ドイツ在住のけいこさんと合流!

けいこさんが、ドイツの会場もろもろ手配してくれていのだ。

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翌日は、マインツの聖シュテファン教会へ。
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ここのステンドグラスは、画家のマルク・シャガールが手がけたとのこと。青い光が、深海に居る様な感覚と、少しの音がものすごい余韻と共に、空間に響きわたるので、自分の動作も自ずとより丁寧になるのが不思議だった。

そして、なんとも言えない静寂が空間を支配している感じだった。

ヨーロッパ文化の、人工的な、一つの行き着いた形なのかもしれない。
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シャガールが手がけただけに、なんとも雰囲気があり、優しい感覚になる。
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ステンドグラスの光に照らされているKNOBさんは、佇まいと雰囲気で、教会関係の人にしか見えない。
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床に映る光が、美しいもんである。
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なにやら、教会内にアート作品の展示もあり、楽しませてもらえ、個人的に、とても満足な時間を過ごすことができた。

が、しかし、一番気になるのは金属楽器!!!

壊れて変形した鐘を触ったり観察して、この鐘の現役時代の音を想像してみたのが、とても濃い時間だった。

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マインツでは、こんな道場での公演。道場主と魂宮時くんが、スターウォーズの剣でご挨拶をしていた。。。

海外の道場は、いろんな意味で興味深い・・・。

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遊具に製材されていない一本ものの木が使われていて、なんだか遊びたくなってしまうほどに、魅力的だった。この感覚素敵だなぁ、と思い記録用にアップしておこうかと。

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夕方の川辺で、公演内容の作戦会議を開きつつ、夕暮れを楽しんだのだった。