Dragontone /石坂亥士

神楽太鼓奏者・石坂亥士のブログ

目線の面白さ

前日の仕込みから手伝ってくれている、撮影スタッフのあやちゃんから写真が送られてきた。

先日の石原ミチさんの写真とは、目線の違うもので、とても興味深いと思える。

前日は、どこから見ても職人にしか見えない。。。

夏越の大祓ののぼりが上げられ、一気に雰囲気が加速していく。

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メキシコの香炉には、炭をおこしてそこにコパルを投入するのである。モクモクと出現する煙!!!

炭をおこしてくれているのは、FM桐生のSpiral Grooveの番組ディレクターの小保方君。

おかげさまで、最高のモクモク感でした!!!

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会場では、草吉がゴングを鳴らしくれている。筋肉痛になったというほど重いバチで、随分と頑張ってくれたのだが、予想外に、早く戻って行ってしまったのが、ちょっと残念ではあった。
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結構降っていた雨が、始まる前にはピタリと止んで、最高の状態。
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ゴングの振動と波紋がやけにしっくりくる湿度感だ。
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この水炎で終わりと思いきや、次があったのだ。。。。

終演後は、友人のモーリーのお店の6周年記念と、併設されたカフェスペースのオープニングのお祝いへ駆けつけたのだった。

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行くまで、何をどうするか分かってなかったが、神楽太鼓から始め、結構しっかりやってしまった。

テラスがまた気持ちよい響きで、風や光がとても気持良かった。
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写真をもらってびっくり!!!

背後から夕陽が絶妙な光を浴びせてくれていたんだなあ。。。
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なんと、鯛まで用意してあり、鯛のお頭付きをみんなでご馳走になり、大満足だった。

美味しいお酒もあり、飲める人で乾杯!!!

夏越ノ大祓が、濃厚だっただけに、モーリーのお店での演奏が、ほのぼのとして、自然と調和するような素敵な時間となったのだった。
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モーリーのお店のテラス席は、とても気持ちよかった!!!

 

[写真:須藤亜弥子]

 

夏越ノ大祓 〜水炎〜 を終えて

本来の夏越の大祓は、明日なのだが、自分の公演としての「夏越ノ大祓」は無事に終えることができた。

朝から降っていた雨も、午後には止み、夏越ノ大祓を祝福してくれているようだった。

「この状況下の中、よくぞいらしてくれた!!!」という少数精鋭の中、夏越ノ大祓は始まっていった・・・

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開演前の15分ほど前から、甥っ子の草吉にバリのゴングを叩いてもらい、ゴングの振動を後ろで感じてもらう時間をとった。とにかくこのゴングの重低音と振動が凄いので、是非体験して欲しかったのである。

メキシコに行った時に手に入れてきた、死者の日に焚き込むお香の煙と共に入場!!!

予想外だったのは、歩くと煙が俺の顔に直接向かってくるのだ・・・。咳き込みそうになるほどの大量の煙だった。

勿論消防署に届け出をしてやっております。許可無しでやったらすぐに非常ベル鳴っちゃうほどの大量の煙。。。

ガンガン、客席に乱入しようと思っていたら、なんと最前列の方が煙が苦手ということで、舞台の後ろの方から入ることになったが、これはこれでなかなか良い効果だった。
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根源的な芸能の要素と儀式的な要素をミックスしたようなスタイル。
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とにかく今回は、来てくれた方に対して、身体の水分の振動数を上げて、身体を活性化するのが裏テーマだった。

この巨大なゴングが暴れる様に動き回るほどに音圧を上げて行く!!!

空気の振動が目に見えるんではなかろうか!?というほどの重低音が鳴り響く。
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並べたシンギングボウルには、貴船神社奥の院の御神水諏訪大社前宮の湧き水に、山梨の硯水不動尊の霊水をブレンドして入れてみた。水が振動して音を視覚化してくれているようだった。
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梅雨なので、当たり前だが神楽太鼓の皮は湿度を多く含み、低音の鳴りが凄かった。

低音がよく鳴る時の、倍音のうねりは本当に凄まじいのだ。

神楽太鼓の中央に低音のうねりが生まれ、そのうねりが増幅していく。それは、龍が天空に昇っていく様なイメージかもしれない。

神楽太鼓の音の密度が最高点に達し、夏越ノ大祓は幕を閉じたのだった。
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この状況下にも関わらず、ご来場いただいたみなさんに心より感謝申し上げます。

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演奏後、そこに水炎が映し出されていた。

 

[写真:石原ミチ/最後の1枚:中田円] 

近藤等則×石坂亥士/即興セッション開催決定!!!

独自の音楽活動を続ける近藤等則さん。最近では、月刊Beyond Coronaと題して、毎月その時の音を吹き込んで、100枚限定で届けてくれるのである。CD-Rの盤面には、近藤さん自身のサインと100分のいくつという感じにナンバリングしてあり、そんな生な感じも素晴らしいのである。

ここのところ、毎月の楽しみとなっている。

BEYOND CORONA 2 | ToshinoriKondo

同じ即興に生きる者として、大尊敬している真の即興演奏家である。

そんな近藤さんの音を、桐生で響かせることができることになったのだ!!!

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群馬県はコロナ警戒レベルが2から1へと引き下げられた。しかし、一旦こうなってしまうと、世間的には様子を見つつの自粛傾向なことは否めない。

普通に考えると、このタイミングと、この短期間に企画するライブではないのは重々承知しているのだが、今このタイミングで「近藤さんの音を桐生に響かせてもらいたい!!!」と閃いてしまったのである!!!

そして、熱意のみで出演をお願いしたところ、「一緒にライブやりましょう!」と嬉しいお返事をいただいたのだ。

個人的には、大事件発生!!!というレベルの奇跡の即興セッションなのである。

近藤さんの年代の演奏や音は、本当に素晴らしい!!!の一言。聴くだけでも勿論いいのだが、即興演奏家としては、是非ともその音と対峙してみたいという思いがある。

近藤さんのエレクトリックトランペットは、呼吸している感覚だ。地球を吹くというプロジェクトでは、イスラエルのネゲブ砂漠から始まり、ペルー/アンデス、ラダック/ヒマラヤ、アラスカ/マッキンレー、沖縄/久高島、と世界中の聖地に身を置き、大自然との交わりの中から妙なる響きを生み出してきている。

この地球の様々な場所で吹いて来たからこそ体得しうるエレクトリックトランペットの響き世界観があるのだと思う。そして、生のトランペットで極限まで生音を追求してきたからこそ到達できる音の深みが、近藤さんの音には宿っているのだと思うのだ。

BLOW THE EARTH IN JAPAN 地球を吹く in Japan : HISTORY

そんな近藤さんと、同じ響きの中で音のやり取りができるというのは、本当に幸せな事であり、このタイミングで近藤さんをお迎えして、北関東からライブの炎を灯していくのは、とても意味あることだと思っている。

近藤さんの即興魂と交わることで、自分の即興魂がどの様に燃えるのか!!!

10年に一度あるかないかの、転機となるライブになる予感。

一部は、近藤さんのソロ。

二部は、即興セッション!!!エレクトリックトランペット×神楽太鼓、大銅鑼、もろもろ。

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近藤等則×石坂亥士/即興セッション!!!

2020年7月25日(土)開場:18:30 開演 19:00

会場:桐生市有鄰館煉瓦蔵/群馬県桐生市本町2−6−32

前売り予約/4,000円 当日券/5,000円

※小学生以下無料

問合せ・予約/ishizakagaishi@gmail.com

お名前、連絡先を明記の上、お申し込みください。7月24日の申し込みまで前売り扱いとなりますので、ご了承ください。ご予約完了の返信メールにてご予約完了とさせていただきます。

当日券の設定もしていますが、コロナ対策として、入場者100名までという規制があり、予約状況によりますが、当日券が出せない場合もあることをご了承ください。

 

即興と閃きは命を輝かす!!!

即興というのは、適当ということではない。最善の判断を常に決断していく!という事だと思う。

そして、その判断は思考ではなく、限りなく身体感覚に近い。

勿論、失敗も間違いもあるが、それはそれで経験となり、蓄積されて、その後の人生をサポートしてくれるのだ。

そんな即興感覚の中で生きていると、ある瞬間閃くことがある。

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そんな閃きのもと行動を起こしたことで、今朝、嬉しい連絡が届いたのだ!!!

 

これは、物凄く嬉しいことで、まだハッキリした事が決まっていないのだが、日時と場所は決まっている。

 

7月25日(土)桐生市有鄰館煉瓦蔵!!!

時間は夕刻あたりからとなるだろうか。

 

少しでも気になった方は、この日は、空けておいていただきたい!!!

奇跡の即興セッションとなる予感です。

 

詳細は、決まり次第アップします!

旅の締めくくりは、諏訪大社前宮だった。。。

今回決まっていたのは、夏至の日の朝4時に琵琶湖の源氏浜に集合する事だけだった。

結局この旅は、水の巡礼だったのかもしれないと、諏訪大社前宮へ今朝行ってみて思った事だ。

今までの工程では、晴れ渡る中での響きだったが、前宮に着くと雨粒が大きくなり、傘をさしてのお参りとなった。

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苔むした巨木の幹は、水を含んその緑がなお生き生きしている。
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神域から湧き出る霊水もかなりの冷たさで、一気に何かをリセットしてくれる感じがある。

少しの時間だが、グンタとシンギングボウルボウルを響かせたが、その時は、雨の勢いが増して、空は薄暗くなっていた。
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この前宮の水の記憶を音に転写したく、霊水に浸ってもらう。

気がつけば、雨が上がり、青空が!!!
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空模様がとても速くて、一気に晴れ晴れした空へと変化して、しばらくしたら、また雲が立ち込めて梅雨空へと戻っていった。音を響かせ終わったら、上空の風によって青空を見せてくれ、またもとに戻っていくという、この短時間に、ある意味大自然の摂理を体験できたのは、「この感覚を大切にしろよ!!!」という、

前宮の神様からのメッセージのようにも思えてならない。
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雨の上がったほんのひと時、小さな花がキラキラしていた。
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夏至の琵琶湖源氏浜→貴船神社奥の院→藤ヶ崎龍神社→諏訪大社前宮と続いた水の巡礼は、明後日の夏越ノ大祓へと続いていくことは、間違いないだろう。

この自粛ムード覚めやらぬご時世ではありますが、必然的に行われることになっていた感覚があり、自分の中では、夏至の前日からの一連の流れが、全てこの夏越ノ大祓へ集約する氣がしてきるのであります。

 

この時世なので無理なお誘いはしませんが、自分の公演としては、近年にないスタイルに挑戦してみようかと思っておりますので、ピンときたら、是非、夏越ノ大祓へおいでください!!!

 

夏越ノ大祓 -水炎-

2020年6月28日(日)

開場 13:30  開演 14:00

会場:桐生市有鄰館酒蔵

群馬県桐生市本町2-6-32

入場料 4,000円(予約不要/小学生以下無料)

問い合わせ dragontone@gmail.com

 

 

 

貴船神社奥の院〜藤ケ崎龍神社へ

京都の貴船神社奥の院は、天真神楽の前身となるうさと座のPV撮影でお参りしたことがあり、なんとなく今回の流れの御礼も含めお参りに行くことにしたのだ。

ここは、いつ来ても凛とした空気が充満している場所だ。それほど古い狛犬でもないが、この眼力というか空気感というか、やる気満々な感じがいいなあ、と思える一対である。

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今回の旅は、やはり水に関わる場所に導かれている様で、奥の院の清流に龍の彫刻されたシンギングボウルを入れて、奥の院の清流を記憶してもらった。
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その後は、KNOBさんが教えてくれた藤ヶ崎龍神社へ!!!

結局、また琵琶湖へ戻ってきてしまったことになる。きっと必然的にこの流れになっているのかなあ・・・・と。
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頭上のだいぶ近いところまで鳶が!!!羽根をいただいたこともあり、とても嬉しい遭遇だ。
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藤ヶ崎龍神社は、もの凄く清らかで力強いエネルギーに満ちた場所だった。尋常でないこの岩からは、少しビリビリする感覚さえ感じるほどだった。この感覚は、メキシコシティの中心部にあるソカロの地下で感じた以来かもしれない。実は、極秘ツアーというのに参加できたことがあって、地下の遺跡の中心に鎮座している大きな石に手をかざすと、もの凄くビリビリするのだ。これは、誰でも感じるレベルのビリビリなので、首都の中心部を古代の遺跡の上に建設してしまうというメキシコという国の奥深さを現しているんじゃなかろうかと思っている。
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琵琶湖の反対側には、小さな岩山に洞窟があり、そこには龍神が祀られていて、異次元への入り口のような場所だった。さすがに写真は撮れなかったが、こちらの外にあった雰囲気ある割れ目もまた凄い雰囲気だった。
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岩の重なり合った閉ざされた空間から見える琵琶湖の水面は、無限に広がっていく様に感じるのが不思議だ。

琵琶湖の龍神に祝福されている様な氣さえしてしまう空模様。
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個人的な感覚としては、今回の一連の流れの、琵琶湖→貴船神社奥の院→琵琶湖(藤ヶ崎龍神社)という不思議でもあり必然的でもある水の記憶を携えて、群馬での夏越ノ大祓「水炎」へ突入していく感覚がある。

いろんな意味で、大きな祓いとなる予感であります。

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◎夏越ノ大祓 〜水炎〜

2020年6月28日(日)開場13:30  開演14:00

会場:桐生市有鄰館・酒蔵/群馬県桐生市本町2-6-32

入場料 4,000円(予約不要・小学生以下無料)

問合せ/dragontone@gmail.com

※座席の間隔も調整しますが、個人個人、もろもろご配慮よろしくお願いいたします。