Dragontone /石坂亥士

神楽太鼓奏者・石坂亥士のブログ

春分へ向けて

3月11日に行った、小沼の映像がvimeoにアップされた。

絶景で知られるボリビアのウユニ塩湖とまではいかなくても、なかなかの絶景なのでは!?と思われる光景が、というか異空間。。。

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写真と動画で構成してますが、とにかく素材が良いので奇跡的に良い感じになっており、iphoneってやるな!という感じだ。

vimeo.com

2月14日の立春大吉ソロライブの直前に、大師匠と仰ぐミルフォード・グレイヴスの訃報が飛び込んできた。

その衝撃は、とにかく大き過ぎた・・・
 音楽家として活動を始め、その根底には、ミルフォードの音楽観がある。ここ最近、そんなミルフォードの言葉が、頭の中で繰り返されている。

 

--- ミルフォード曰く ---(ドキュメンタリー番組での言葉)

身体にはいい栄養を与えてやらなければいけないとか・・・

空気はきれいな方がいい 美しいものを見たいと言うが・・・

耳に聴かせる音楽の質には無頓着だ

大事なものは五感のバランスだ

耳にもいい音楽を与えたいものだ

 

口に入る物や見る物と同じぐらい大切なことだ

 

--- 土取さん曰く ---

音楽というものは、その音だけの遊びじゃなくて、人体精神人間全体からなるもの、生き方そのもの、そう言ったものを、ミルフォードは音楽と言っている。

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人の世の移り変わりはいろいろありつつも、自然界はいよいよ、春がやってくる気配に満ちてきて、カブの菜の花が小さい頃ながらにも自信満々に咲き誇っている。

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とにかく土をはだかにしないのが大切だと、本に書いてあり、自分でも合点がいき、畑には枯れ草を敷き詰めている。その枯れ草をどけて、人参の種をスジまきにした。そして、カブ、大根、長茄子も蒔いてしまった。

自己満足でしかないが、とても良い気分なのだ。なぜかと言えば、13日が新月であり、新月期に種を蒔くと、とてもよく育ってくれることを、昨年経験しているのである。
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帰り際、白木蓮が「お疲れさま!!!」と言っていくれている様に青空に咲き誇っていた。

種を無事に蒔けたことが、これほど嬉しいとは、自分でもびっくりだったが、昨今のコロナ騒ぎに惑わされることなく、新たな良い流れが、始まっていく予感なのである。というか、良い流れを創っていくということがとても大切だと感じている。

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ミルフォードが、最後に来日した時には、俺のバタドラムと大銅鑼を使ってくれた。今度の春分のライブは、自分としてはこんなイメージだ。共演は勿論した事はないが、ドラムの神様に見守ってもらいたいと思っている。

 

土取さんが、ミルフォードの家に行った時、Music is energy!

と書かれて貼ってあったらしい。

エナジーというのは、動いていないモノをつき動かす力のことを意味していると、ミルフォードが話していた。

好きな音楽を聴くのは、勿論素晴らしい事だと思うが、食べ物と同じく、人工的に操作された音はクセになるが、栄養にはなりにくいと感じる。ある意味、音楽で心理を操作さえされかねないと思うのだ。

 

耳にというか五感にジャンクな音楽ばかり聴かせていたら、耳からの栄養は入らないばかりか、耳や感覚が悪くなるのだとも思う。

 

会場となるサンデールームさんは、美味しくて安心で本当の意味でエネルギーのある食材を扱っているお店だ。そんなサンデールームさんが、今回のライブでは、軽食を振る舞ってくれるという知らせが届いた。いやー、嬉しすぎる!!!

 

◎螺旋のグルーブ・春分 大地の響

2021年3月20日春分・土)ライブ開演14時

会場となるサロンは12時からオープンしており、随時軽食をお出しする予定とのことです。

会場:サンデールーム2Fサロン/群馬県前橋市千代田町5-4-2

ticket 4,000円(小学生以下無料)

予約・問合せ/dragontone@gmail.com

もしくは、サンデールーム店頭にて!!!

※これから予約される方は、軽食の有無もお知らせください。

 

今回の春分のライブは、ミルフォード・グレイブスという大きな存在をあらためて確認し直している中で、ある意味原点回帰となる可能性が高く、今後の演奏に大きく影響を及ぼすことになりそうなので、急遽、配信も行うこととなりました。遠方の方やタイミング合わない方は、是非こちらで参加していただけたら幸いです。3月末まで、何度でも視聴可能となってます。

以下のリンクにて!!!!

peatix.com

 

 





 

 

 


変化する水のカタチ

赤城の小沼に来たのは、昨年10月の「天空ノ祭禮」以来になるだろうか・・・。

あの時は、秋の澄んだ美しい空気と水面が印象的だった。

その時の音は、以下リンクのbandcampで聴くことができるのでお時間ある方は是非!!!

今、この記事を書きながら聴いてみてますが、結構面白いかと。

購入することもできますが、全部聴けちゃうので、ネット音楽資料室的な感じがしております。

bandcamp/天空ノ祭禮2020

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湖面は全面凍結。。。昨年来た時よりも静寂感に包まれていた。
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自然の創り出す造形は、本当に素敵だなあと感じる。いろんな意味においても自然なんだろうなあ・・・と。
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先日、友人から興味深い話を聞いた。蜜柑は、木になってる時は常に揺れてるから、それがエネルギーの供給源となって当前変化有り美味しくなると思う。妙にしっくりくる論説に、ジグソーパズルのピースが、バチバチッと急激にある場所に納まった感覚がした。

水も然りであり、常に変化を繰り返している。
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変化し続ける水たちの姿が、そこかしこに立ち現れていて、どこをどう切り取っても雰囲気ある画面になるので、これまたびっくりだった。
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昨年は、ここまで湖面に出ることはできなかったが、今年は筏を漕ぎ出す様に、昨年座っていたベンチの板が朽ちて良い感じになっていたので、それを湖面に据え置いてそこに座って音を届けた。

ある意味、船出のような感じもあり、この時期にしかできない湖面での音は、凍結した湖面を渡る風の音が身近に感じられたのがとても印象的だった。

氷が割れないとも限らない、ある意味不確定、不安定な要素が、即興演奏の醍醐味と重なり、音のリアルが加速して行った。
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2021.03.11.赤城山 小沼湖面にて。

季節は春へと

先日の土曜の満月は、雰囲気ある月夜だった。

春の気候になってきているのを感じてはいたのだったが、植物の方がリアルな現場に常に居るので、大地からの情報や太陽の熱量、風の温度もろもろを感じ取り変化をしてくるわけだ。

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友達からもらった種を蒔いて、好き勝手に育ったルッコラが、更に進化を遂げて、誇らしげに花を咲かせている。冬の畑で一番生き生きしていたのが、このルッコラだった。

昨年の妙義神社の春の例大祭に行った時、下仁田ネギの苗を購入してきたもので、まだ小さいがその片鱗を感じさせる風格が出てきているのが嬉しい!

とにかく、自然な状態を基本として、過保護にしないでやっている、自己流自然栽培なので、冬でも特に寒さ対策もしていないので、水菜はやけに小さいが、ここにきて少しやる氣が出てきた雰囲気だ。後から生えてきたホトケノザは、ひょうひょうと出現してきて、よく見ると凛としていてかっこいいなあと思えてしまうのである。

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今日びっくりしたのは、小さなカブから菜の花の蕾ができていたことだった。当たり前のことと言えば、それまでだが、この小さなカブたちは、このまま溶けてしまうのかと思っていたので、この生命力の強さを、本当に素晴らしいと感じてしまうのである。
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そして、この春のエネルギーは、春分で一氣に開放へと加速していくのだと感じる。

そんな春分の日には、ありがたいことにライブを開催することができる!!!

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会場となる、サンデールームさんの2階サロンスペースは、とにかく居心地の良い空間。木の床が気持ち良くて、木の椅子が最高なのです!!!

このタイミングで集まってくれるみなさんと、春を祝いつつ、春の大地の蠢く振動やエネルギーを体感しつつ、そんな感覚を共有できたらと思っております。

 

春分2021

2021年3月20日(土)13:30 open 14:00 start

会場:サンデールーム2Fサロン/群馬県前橋市千代田町5-4-2

ticket 4,000円(小学生以下無料)

予約・問合せ/dragontone@gmail.com

もしくは、サンデールーム店頭にて!!!

 

以下、関連記事↓↓↓

http://dragontone.hatenablog.com/entry/2021/02/16/005129

 

 

一輪の黄色

久しぶりに畑にいってみたら、黄色が目に飛び込んできた。

よく見たら、一輪のタンポポだった。ここのところ、不思議に自分の身の回りには、携帯のケースから歯ブラシまで黄色が増えつつあり、黄色を見ると、無条件に嬉しくなってくる。

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そんな嬉しい日の夕刻は、阿佐ヶ谷に居た。

ホッピー神山さん、酒井泰三さん、本田珠也さんのトリオでのライブだった。

ホッピー神山さんは、近藤等則さんが亡くなる2日前にレコーディングしており、その演奏が近藤さんのラストになってしまったのは残念だが、その音源は、アルバムとしてこの春生まれる!!!

また、音楽王とも呼ばれるほどの強者!!!そして、今後、ご一緒する話があり、そのプレイが氣になる存在。

以下、アルバム情報 ↓↓↓

bridge-inc.net

 

そして、酒井さんは近藤等則さんのIMA BANDからKondo IMA 21のギタリストとして活動しているメンバーでもあり、やはりその音を聴いてみたかったのだ。

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写真は、終わったタイミングで撮ったので、こんな感じだが、良いライブだった!!!

 

酒井さんのギターが、凄まじい世界観を構築していく時、それを加速させるようにホッピーさんは、まだ余裕を持って全体をコントロールしている印象さえあり、ホッピーさんの底知れぬ実力を垣間見た瞬間でもあった。

 

本田さんも、近藤さんと縁があり、そんな近藤さん繋がりの三人のバランスというか、タイミングなのか、関係性が絶妙にマッチしていた感じもして、とても良いライブでありました。

 

 

春分2021@サンデールーム

立春大吉ソロライブが終わったので、ひとまず春分ライブの告知をしておきたい。

今年、最初のライブをした、前橋のサンデールームさんで春分の日という節目にライブをさせてもらえることになった。

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画像はひとまずのイメージで、昨日、石原ミチさんに撮影してもらったものを使ってます。

大きな楠と、大地が蠢動するイメージ!!!

冬の音やリズムと、春のものはやはり違ってくるはずで、春分の日にライブができるのは、個人的に物凄く大切なことなのである。

一緒に、春のリズムと響きを感じつつ、心も身体も開放方向へシフトしていけるような時間にしたいと思っております。

 

春分2021

2021年3月20日(土)13:30 open 14:00 start

会場:サンデールーム2Fサロン/群馬県前橋市千代田町5-4-2

ticket 4,000円(小学生以下無料)

予約・問合せ/dragontone@gmail.com

もしくは、サンデールーム店頭にて!!!

sundayroom.net

 

 

 

立春大吉ソロライブを終えて

前日に、ミルフォード・グレイヴスが亡くなった事を知り、大きな衝撃を受けた。自分の音楽の原点にあるのが、彼の生き方や考え方音の存在だったからだ。

そんなミルフォード・グレイヴスへの想いもあり、古いジンベやガラガラ系の鳴り物を使うことにしたのだった。

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以下のYouTubeで、短いがミルフォードへのインタビューと土取さんとのDUOの様子を見ることができる。

https://youtu.be/XSz3WTzDwZ0

有鄰館の御神木的大楠の所からスタートした。

写真:Michi Ishihara

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この時期にも関わらず、多くの方々が駆けつけてくれ、とても良い雰囲気の会場だった。

ご来場いただいた皆さん、配信で参加してくれた皆さん、スタッフ関係者のみなさんに、心より感謝いたします。

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この煉瓦蔵は、昨年の7月に近藤等則さんとのDUOをやった場所からなので、どうしてもその時の記憶が蘇ってくる。

実際に、近藤さんが遊びに来てる様な感覚もあった。

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終演後、スタッフのあやちゃんが無事に男の子を出産したという連絡が届き、まさかライブ当日に生まれるとは!!!とみんなで驚きつつ、とても嬉しい気持ちになったのでした。

Milford Graves R.I.P.

先日、ミルフォードのレアアルバムを幸運にも2枚手に入れることができた。そして、伝説のアルバムがCDになって登場したものを購入して、聴いていた矢先。。。

ミルフォードの訃報を知って、愕然となった。

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そしたら、大きく大地が揺れた。

2016年には、土取さんとミルフォードのDUOの裏方もさせてもらい、俺の大銅鑼も使ってもらえ、バタドラムも使ってくれた大師匠。大きな影響を勝手に受けており。。。

心よりご冥福をお祈りいたします。

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