Dragontone /石坂亥士

神楽太鼓奏者・石坂亥士のブログ

重陽/聴くの節供 〜風心雷心〜

10月28日は、地元桐生のみやま園での演奏を終えて、一路、池上の實相寺を目指す!

土曜日というのもあって、高速もスムーズに移動でき、無事に實相寺に到着できた。

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題名には、雷心ともあるので、小雨がぱらついて、とても良いお湿りとなっていた。

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正面玄関を入ると、こんな素敵な観音様が出迎えてくれた!

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会場にも素敵な壁画が。。。

今回は、スクリーン越しの演奏になるらしく、演奏者の姿は、スクリーンに映し出される花火の映像に、シルエットで登場する感じで、不思議な雰囲気となりました。

以下の写真  撮影:Akiko Hotta

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二部は本堂で、副住職の酒井智康さんの読経、御祈祷から始まり、そこにKNOBさんのディジュリドゥが入り、俺の神楽太鼓が入り、音はあの世とこの世をつなぐような世界観になっていた感じだった!!!

なかなかあの感じの世界観は感じたことがないので、とても意味ある会になったのだと思う。

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重陽という節目の時に、このメンバーでこの場に立てたのは、本当に幸せな事だったなぁ。

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いろんな意味で、祈りや音の世界は深いなぁ、と感じ入る演奏となった。

この智康さんが、今回やってくれた御祈祷というのは、真冬に行われる100日の荒行をおさめた者でないと出来ないものだったそうで、七度の水浴びをし、合間には読経三昧、食事はお粥、睡眠はほとんど無しという修行なのだとか。

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本堂の三つ巴の場では、凄まじいエネルギーが動いていて、久々に身の引き締まる思いがしたのだったが、やはり、祈りの場においても、大きなエネルギーをその場に注ぎ込んで、そこで生まれたものを共有するということが大切なんだな、と実感したのだった。

 

ご来場いただいたみなさん、主催のみなさん、實相寺の関係者のみなさん、どうもありがとうございました。