Dragontone /石坂亥士

神楽太鼓奏者・石坂亥士のブログ

自分の原風景に触れる

基本的に、人はそれほど変わるものではないのかもしれない。

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やはり自分の原風景は津軽なんだなあ、と思うほどに岩木山神社やその周辺の風景は、しっくりくる。
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お山参詣の時には、多くの人々で賑わって、出店も出ているのだが、今の時期は、何もないので、本当にシンプルで素敵な景色が広がっている。

嬉しいことに、昨日までの雨も止んで、晴れ間が出迎えてくれた。
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今まで岩木山神社に何度来たか分からないくらいだが、これは初めてだった。

左右の狛犬のそれぞれの前の石垣から蛇が日向ぼっこをしに出て来ていたのだ!!!

蛇が苦手な方には申し訳ないのだが、やけに雰囲気のある地元のご老人が、

「これは縁起がいいことだぞー!!!」と。

本当に珍しいことらしいのであります!!!
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そして、個人的に、ここの狛犬とは勝手に相当な仲良しと思っており、記念に一枚!!!

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この裏津軽的場所の狛犬は、なかなかに雰囲気があった。古の雰囲気も醸し出しつつもユーモアをたたえた表情がとても素敵だったなぁ。
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そして、雪さんのご案内で訪れた古来からの祈りや儀式の場で、岩木山へ音を届けることもできた。

今回は、特に演奏はしないで、帰路へ着くはずだったのだが、神様のいたずらか、呼ばれたか、行こうと思ったラーメン屋が全部休憩中で、一路岩木山を目指すことになったのだった。

この場所に着いた時、岩木山は雲に覆われた状態でその姿を見ることはできなかった。

演奏前に、もしかしたら少しは見えるかな???と思ったが、まさかここまで天候と音がリンクするとは思いもよらなかった。
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最初に吹いた石笛は、ここまで鳴らないのは珍しいほどに、風の音のみな感じだったが、第一音を鳴らした瞬間に何か空気が変化したのを感じた。

太古から、この岩木山を拝する祈りの場のエネルギーは、今の自分にとってとても必要な何かで満たされていた氣がする。

やっぱり、岩木山は最高だなあーーー!!!と心底思えた演奏となった。
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そして、演奏が終わると岩木山は、また雲の中へ消えていった。

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自転車に一度乗れるようになると、乗れなくならない様に、この感覚を経験すると、またこの感覚で音を創り出すことができるのではないだろうか!!!という体感が今も身体に残っている。

その感覚を持って、今週末の「新月神楽エレクトロニカ」にのぞむことができそうだ。

詳細は、以下のブログ記事より!!!

dragontone.hatenablog.com