事の始まりは、この雲が勢いよく上空へと立ち上がっていった。。。
しばらくして空を見上げると、階層の違う場所に、何やら筆で書いた様な、雲の無い空間が出現しているではないか!
雲的絵心のある空模様が、目を楽しませてくれる。地上もそれなりに風があったので、上空では、相当な風の錯綜する状態だったんだろうなぁ、などと想像しながら、夕暮れ時の空が変化していくのを、しばし興味深く観察する。
そして、先ほどの積乱雲は、上空の雲と融合なのか、協力なのかして、更に発達し続け、なんとも雰囲気のある生命体のように変化していく。
沈む夕日が映ってピンクに染まって綺麗だなぁ、と思っていたら、宵闇が降りてくる頃には、その雲の内部では、雷様の饗宴が・・・
文字を変えれば、これでも神鳴と読める。
そう言えば、地元桐生には、鳴神山という山があって、その山頂付近には、たしか、雷電神社が祀られてあった。
雷、神鳴、鳴神、雷電神社、群馬の人間は、雷様は、身近な存在なので、ワクワクしてしまうくらいなのである。
だから、太鼓を叩いているのかもしれない。
相当に激しい饗宴らしく、稲妻の閃光具合が半端じゃなく明るい。
そして、結構長い時間、閃光が走りまくり、雲の内部も発光していた。
天神様の足跡ならぬ、稲光の瞬間を切り取ることごできた!!!
有機的なこのラインには、ビックリする。とてつもないエネルギーが夜空に、文字を書いている様でもあり、良いものを見る事ができた。
この雷様の饗宴が終えた後には、何もなかったかの様に、夜空には満月が。。。
激しさと静寂は、表裏一体なのかもしれない。と思える夜となりました。