Dragontone /石坂亥士

神楽太鼓奏者・石坂亥士のブログ

大田楽[いけぶくろ絵巻]〜おとなの遊戯2[前橋市第一コミュニティセンター]

先週の土曜日20日は、南池袋公園に居た。そこには、T字に緋毛氈が敷かれて、特設ステージの両脇には大田楽で使われる獅子頭が鎮座しており、青空の下なかなかにただならぬ雰囲気を醸し出しておりました!!!

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場当たりをしている康明洙先生。緋毛氈と不思議とマッチしており、踊りで使われる長目の板ささらが螺旋状に置かれてあったりして、これもまた良い感じでありました。

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市民参加型のイベントなのだが、要所要所はプロがかためているので、はじめにプロの音楽家や出演者の紹介があり、韓国獅子の時には、「康明洙さんと足の方です!」と・・・・。

「足の方!!!」という紹介が、個人的にとても気に入ってしまい、ひとりでニヤリとしてしまった。韓国獅子舞の時は、足の方くらいでちょうどいいな!と。

 

そして、随分と多くの方々が出演することになっていて、みなさん気合いが入り、これは夕方からの大田楽の公演が楽しみだと思っていたら、なんと・・・・、いきなりの雨模様に。

急遽控え室にしていた会場での本番になったのだった。やはり、基本的には屋外でやりたかったという思いは勿論なのだが、これはこれで、見る側も、演じる側も良かった氣も。。。

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不思議にコスプレの面々も参加していて、なんでも池袋はコスプレが盛り上がっているんだとか。。。コスプレの方も韓国獅子と記念写真撮っておりました。

参加者のみなさんとも一枚!!!

この山伏系な雰囲気の衣装を着て、岩手県郷土芸能である、中野七頭舞の先打ちをベースにした舞を踊るのだ。リズムも踊りも、基本的には中野七頭舞の雰囲気である。

実は高校生の時に、この七頭舞を習ったことがあり、「ほぉぉぉ〜・・・」という感じだった。

日本の芸能のポイントになる部分を上手く組み立てて、大田楽として再構成しているもんだなあと思ったのでありました。

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翌日の日曜日21日は、前橋市コミュニティーセンターでの「おとなの遊戯2」でありました。

以下の写真は、藤野茂さん撮影。この方、賀茂神社例大祭の時に神楽の写真を撮りに来ていてる方で、、先日の秋季例大祭で久しぶりにお会いして、ひょんな流れから今回の撮影をしていただくことになった次第。面白いもんだなあと・・・。

臨場感をる雰囲気を切り取っていただけました。公演の報告用に、何枚か送っていただきました。

 

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おとなの遊戯2は、4人の音楽家と4人のダンサーでの完全即興の時間。これだけ人数がいると、なかなかに入り乱れつつの流れとなったのだったが、それぞれの表現者の良い部分が現れていた感じで、今後の展開もあるかも!?というなかなか面白いセッションになった氣がしております。


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山賀ざくろ企画なだけに、カオス感が暴走を始め、ラストシーンでは、俺の後ろから焼けに良い音してるなあ、と思ったら、来場の子どもたちが参戦しているという自由なことになっていた・・・・。

 

あり得ない状況も、おとなの遊戯ではOKとなってしまう懐の深さを体感した夜となりました。