Dragontone /石坂亥士

神楽太鼓奏者・石坂亥士のブログ

KING OF OPUS feat 石坂亥士 @アーツ前橋

本日は、アーツ前橋にて、KING OF OPUS の仲くんとのセッションだった。

今回の衣装は、ドゴン族の衣装を藍染めしたものにした。ここぞという時にたまに着ている衣装なのだ!!!

仲くんは、KING OF OPUSのニューアルバムのTシャツに金色の帽子だったので、それぞれの楽器や装置の特性にしっくりきていた感じもする。

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古いジンベや、皮が限界を越えている平太鼓など、楽しそうなものをチョイス!!!

俺の出す音を、仲くんがマイクで集音して、それをダブ処理という、残響のコントロール+アルファをして会場に流すわけだ。

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その音が、アーツ前橋の地下に響き渡る・・・。というか全館で聴こえていたんだとか。。。

とにかく、仲くんの装置を経由して出される低音が相当な迫力で、このセッションをコーディネートしてくれた岡庭くん(床に寝ている人)曰く、法螺貝の音で床が揺れていたという話。

開催中の版画展「闇に刻む光」というタイトルにはまっていたのではないだろうか!

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完全にアナログな俺とエレクトリックな仲くん。真逆な道を追求しているようでも、結局行き着くところは同じ山を違うコースで上って、頂上付近で出会った、という感覚だろうか。

地元が同じ桐生市の広沢町の4丁目という歩いて行ける距離なので、広沢町民としては、裏山の茶臼山の頂上で出会ったという感じかもしれない。

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普段は、即興はやらない仲くん、相当緊張していて、仲くんがMCする場面で、「私はもう無理です!」とマイクを渡されてしまった。笑

ふたりとも、話は得意ではないのだが、演奏は、なかなか好評で、次のライブはいつですか?と嬉しい質問までされてしまった。
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即興演奏というのは、やってみなければ分からないというのは勿論だが、その即興の場を成立させていくためのスキルというか、自分が楽しめそうな楽器を持ち込んでみたが・・・。

特に皮ものは、湿度もろもろコンディションが読めないのが大変だったというのが今日の反省だろうか。とにかくギリギリの皮の状態太鼓なので、今日は予想よりも湿度が高かったようで、もう少し皮が張るかな!?と思っていたら予想よりも張らなかった。

音は、まあ、ギリギリなんとかなったかな、というところ。

しかし、そのギリギリのラインの音が、仲くんのダブ処理で加速度を増して生き生きと空間に飛び出していっていたのが、とても嬉しかった!!!

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写真は、石原ミチさん。良い瞬間を切り取ってくれている!

背後の通路を甥っ子の草吉が走っているではないか。。。あのガラスがちょっとした舞台装置のようでもあり、美術館でのライブというものの、もう一つの可能性も垣間見せてくれていたようだ。

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だいぶやり切った感がある広沢ふたり組、手応えを感じつつ、次のステップの一歩となった本日のライブパフォーマンスとなりました。

ご来場いただいたみなさん、アーツ前橋をはじめ、関係者のみなさん、どうもありがとうございました。

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しかし、楽しい時間でありました!!!!