Dragontone /石坂亥士

神楽太鼓奏者・石坂亥士のブログ

縁は繋がるもんだなぁと。。。

7月21日は、地元の賀茂神社の夏の恒例行事、八坂祭!!!

その前日は、もろもろの準備があり賀茂神社へ。

御神輿の先導を、神楽囃子で先導するのである!!!

以前は、威勢のいい鳶職系の関係者が居たので、この前日は神楽師が出ることはほぼ無かった。

トラックに乗せる骨組みを組み立てるのも、汗だくでみんなで、「あちーなぁーーー!!!」と言いながら、なんとかトラックに乗せて完成!!!

f:id:dragontone:20190723084654j:image

本殿の賀茂さまにもお参りをすると、祭りの準備でなんとなく嬉しそうな雰囲気。
f:id:dragontone:20190723084703j:image

境内社の八坂神社の素戔嗚尊に御神輿に移っていただき、その御神輿が町内を練り歩くので、動く神社そのものと言ってもいいわけだ。御神輿の魅力はそこにあるはずで、その強大なエネルギーがその地域を練り歩くことで、その地域の厄を祓って行く意味合いが大きいのだと思うのだ。

何と言っても、荒ぶる神、素戔嗚尊である。
f:id:dragontone:20190723084643j:image

昔の話を師匠連中に聞いたのだが、この広沢賀茂神社の御神輿は、勢いがあるというか、なんと言うか激しかったらしい。田んぼに入ってかき回してしまったり、寄付をいただけなかった家に突っ込んでいったり、川に入って行って鳳凰が無くなってしまった事も・・・。聞けば聞くほどめちゃくちゃな、荒ぶりぶりで、時代背景とこの地域の特徴もあったようだ。

勿論、現在は、そんなことは無いが、祭りを取り仕切る顔役の面々は、その片鱗をうかがわせるメンバーでかためられている。

f:id:dragontone:20190723084659j:image

その後は、前橋のれんが蔵へと急ぐ!!!

6月に行ったイギリスのプリマス公演でお世話になった、アダム・ベンジャミンさんが来日されて、前橋で即興のダンス公演をするとのことで、急も急だったのだが、出演することになったのだ。

まさか、地元の群馬で共演することになろうとは!!!であったのだ。

実は、以前ご一緒した、松村智恵子さんが今回の公演をコーディネートしていて、招待状をいただいていたので、見に行こうと思っていたところ、ベンジャミンさんの奥様からメッセージが入り、「ベンジャミンさんが、一緒にやってくれないかなぁ?と言ってますが、どうでしょう!?」

プリマスでお世話になったので、快く引き受けた次第なのだ。
f:id:dragontone:20190723084638j:image

公演は、ベンジャミンさんをはじめ、松村さん他、ダンサー総勢5人ほどが参加して、のものだった。以前、、俺のワークショップに参加してくれた方もいて、縁は不思議なもんだなあと思いつつ、音は、クラリネットの菅生千穂さんと俺で即興の響宴は進行していき、最後は会場も巻き込みつつ幕を閉じたのだった。

f:id:dragontone:20190724103549j:image
f:id:dragontone:20190723084648j:image

表現者とは、共演すると本当にお互いのことがよく分かるもんで、お互いの信頼感を持って、それぞれの地元で共演することができて、なんだか嬉しい気持ちとなりました。