Dragontone /石坂亥士

神楽太鼓奏者・石坂亥士のブログ

2020年・春の彼岸

彼岸に入りした19日は、不二神楽太祭のPV撮影プラスミニライブに参加してきた。

最初は魂宮時くんに出演のオファーがあり、打ち合わせしていく中で、KNOBさんと俺も一緒に「うさと座」で!!!という流れとなったのだ。

この3人での即興パフォーマンスは、ヨーロッパツアーによって、育ててもらったと言っていいと思う。

うさと座PV

https://youtu.be/V0UlArZk4AQ

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こんな巨木の下や、地球創世記の巨石等々、いろんな場所で、豊かな経験をさせてもらった事が、今のパフォーマンスに大きな影響を与えてくれているんだなぁ、と感じる機会となったのだった。

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うさと座自体は、出入り自由なユニット名ではあるのだが、この三人でのパフォーマンスは変幻自在な即興を本当に得意としている。

不二神楽太祭のPV撮影の現場でも、いつもと変わる事なく飄々と、きっとこの下の写真の様な感じだったんではないだろうか!

ここ数年うさと座として、いろいろな場面を経験して、それらの経験を各人が吸収消化して、また初心に戻った様な新鮮な感覚の舞台になったと思え、表現者とは、面白いもんだなぁと!

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そして、衣装の着付けには、座長の山ちゃんが、でーんと構えてれていて、とても心強かった。

このタイミングで、久々に集まれたことに感謝でありました!!!

不二神楽太祭は、当初今年の3月19日に開催予定だったのだが、昨今の状況から、来年の春分の前日に延期をすることに決め、来年への布石として、今回のPV撮影となったという話。

主催者の方の熱い思いが、多くの方々を動かしている、本当の意味での祭なのではないかと思えた。

詳細は、また情報が更新されたら、こちらでもお知らせするので、しばしお待ちを。

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翌日の春分の朝は、雲間からの幻想的な朝陽をみる事ができた。物凄い強風で、小雨も・・・。

そのおかげで、ラッキーなことに虹まで拝むことができたのだ!!!

なんとも気持ちの良い、春分の朝を迎えることができた。
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そして、お昼は玉敷神社へ。

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友人たちが奉納するのを拝見しに行って来た。

舞の宇佐見仁、なかええみこ、笛の中村香奈子。
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境内の巨木を揺らす風の音が気持ち良く、その清々しい空間に降り立つ舞人ふたりに笛の音が、心地良かった。

三人というのは、やはり絶妙なバランスに落ち着くんだなぁと、改めて実感。

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古の石塔が、素敵な存在感を放ちつつ、境内の片隅に鎮座していたのが、とても印象に残った。
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祭や芸能の存在が、どうあるべきかと改めて考えさせられる昨今。

本当の意味での、芸能の火を絶やさない様に活動をしていきたいもんである。