Dragontone /石坂亥士

神楽太鼓奏者・石坂亥士のブログ

フィールドレコーディング in 赤城小沼

思い立って、赤城の小沼へ音を録りに出かけた。さすがに、晴れ渡り良い天気だったので、結構人も出ていたが、録音できるポイントを散策。

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写真では湖面が静まり返っている様に見えるが、時たま吹いてくる風が水面を揺らし適度に小さな波が岸に当たる音が心地良く響いている場所が出現!!!

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ここに決めて、レコーダーの位置を決めていく。一台は水面の音をメインにして、一台は楽器の音をメイン。

ソルフェジオガンクの音色に、野鳥のさえずりが呼応する。

これまた、絶妙に音が消え入るタイミングでさえずってくる!!!

こんなのが。フィールドレコーディングの醍醐味とも言え、楽しく時間が過ぎていく。。。
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しばらくしたら、湖面に鯉がやって来て、そして、次には鴨まで水面を進んで来るというなんとも長閑な雰囲気だった。

この写真は、録音の前に撮ったもので、きっとこの鯉がまた戻って来たんだろう。

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今回の音は、閃きのアルバムを注文してくれた妊婦さんへの音だったので、なんとなく鯉が現れた時には、お母さんのお腹の中で、羊水に浸かりリラックスしている胎児の姿とリンクしてしまい、これは、良い音源になるな!と確信したのだった。
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風防のモフモフを装着したレコーダーは、なんとなく生き物っぽくもあり、苔の絨毯と不思議と合うもんだなぁ、と。

山を降りて桐生に戻って来たら、さっきまで居た赤城山が夕焼けに浮かびあがっており、なんとも印象的でありました。
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