Dragontone /石坂亥士

神楽太鼓奏者・石坂亥士のブログ

4日目のアルバム/OrganLanguage

2002年当時に出逢ったアルバム。「OrganLanguage」

民族音楽系のCDを買いまくっていた当時、池袋のHMVに入ったら、このアルバムがかかっていた。

やけに気になるなぁ。。。と思いつつ、店員さんにどのアルバムがかかっているのか確認してみたら、「OrganLanguage」だった。

とにかく、エレクトリックな音楽には興味を持っていなかったので、初めて買ったエレクトリックなアルバムだった。帰って聴き込んでみても、「ジャンルこそ違えど、これは自分が追求している神楽の世界観や、民族音楽の持っている濃密なリズムが織り込まれている!!!」と感じ入ってしまったのだった。

 

このOrganLanguageというプロジェクトを始動していたのがCalmさんという方。知らないからできた事とは思うが、これもまたご縁だったのかな!?とも思える。

 

「この人とだったら、いつか一緒になにかやってみたい!」と思って、CDの裏面に書いてあったメールアドレスに、自分のやっている事を書いて、可能であればいつかご一緒したです!との旨を書いて送信してしまったのだった。

 

しばらくしたら、マネージャーさんから電話があり、その年の3月に、新宿のリキッドルームで開催されるOrganLanguageのライブに出演しませんか!?との連絡が来たのだ。

このピンクのアルバム「OrganLanguage」のイメージで4分程度の曲を神楽太鼓で作ってみて欲しいという話だった。

一度、都内のスタジオで確認のため、できた曲をCalmさんに聴いてもらった。少しアドバイスをいただき、基本的には俺の作ったものでOKとなり、当日のライブの日を迎えたのだった。

 

演奏したのは午前3時過ぎだった様な・・・。自分史上一番遅い時間での演奏だったと思う。Reverthというレーベルのクラブイベントで、会場は爆音の渦。。。

何とOrganLanguageのオープニングが俺の神楽太鼓から始まるという流れだった。

 

なんとも感慨深いアルバムなのである。

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そのライブもライブ盤としてリリースされ、俺の神楽太鼓の演奏から始まるというから、ビックリしてしまったのを思い出す。発売当時は、試聴機に入っていて、自分の音がCD屋さんの試聴機から聴こえて来たのには本当にビックリだった。
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多くの刺激をいただき、今も相当影響を受けているアーティストのCalmさん。

以下、Calmさんのブログです!!!

www.music-conception.com

彼のリズムに重点を置いたプロジェクト「OrganLanguage」に参加できたことは、本当にありがたい経験となりました。

 

ライブ盤は、「OrganLanguage Plays Outer Tone」としてリリースされ、オープニングの神楽太鼓の曲は、Kagura Drum Chantと命名されていて、これまた嬉しかったなあ!!!

 

自分史の中で、非常に大切なアルバムとなっております。