赤城の小沼に来たのは、昨年10月の「天空ノ祭禮」以来になるだろうか・・・。
あの時は、秋の澄んだ美しい空気と水面が印象的だった。
その時の音は、以下リンクのbandcampで聴くことができるのでお時間ある方は是非!!!
今、この記事を書きながら聴いてみてますが、結構面白いかと。
購入することもできますが、全部聴けちゃうので、ネット音楽資料室的な感じがしております。
湖面は全面凍結。。。昨年来た時よりも静寂感に包まれていた。
自然の創り出す造形は、本当に素敵だなあと感じる。いろんな意味においても自然なんだろうなあ・・・と。
先日、友人から興味深い話を聞いた。蜜柑は、木になってる時は常に揺れてるから、それがエネルギーの供給源となって当前変化有り美味しくなると思う。妙にしっくりくる論説に、ジグソーパズルのピースが、バチバチッと急激にある場所に納まった感覚がした。
水も然りであり、常に変化を繰り返している。
変化し続ける水たちの姿が、そこかしこに立ち現れていて、どこをどう切り取っても雰囲気ある画面になるので、これまたびっくりだった。
昨年は、ここまで湖面に出ることはできなかったが、今年は筏を漕ぎ出す様に、昨年座っていたベンチの板が朽ちて良い感じになっていたので、それを湖面に据え置いてそこに座って音を届けた。
ある意味、船出のような感じもあり、この時期にしかできない湖面での音は、凍結した湖面を渡る風の音が身近に感じられたのがとても印象的だった。
氷が割れないとも限らない、ある意味不確定、不安定な要素が、即興演奏の醍醐味と重なり、音のリアルが加速して行った。
2021.03.11.赤城山 小沼湖面にて。