Dragontone /石坂亥士

神楽太鼓奏者・石坂亥士のブログ

春分を祝う日

2021年の春分は、とても贅沢なライブとなった!!!

サンデールームさんが、軽食を用意してくれるという話を聞いて、楽しみにしていたのだったが、それは軽食のレベルをはるかに超えていて、祝祭の宴の様な素敵な食べ物たちが出迎えてくれたのだった。

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お彼岸なので、おはぎもあり、マリネもあり、湯葉で包んだ野沢菜漬けの混ぜごはんあり、ジャガイモのバジルペースト和え?。
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それは、見てるだけでも、幸せな感覚だった。
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春分の日を、みんなで祝うという雰囲気に満ちている素敵な会場。
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ライブでは初めて使ったバタドラム。バタドラムの正式な叩き方は知らないが、ミルフォードのワークショップを受けた時に、彼が開発した「ヤラ」、という武術のムーブメントのひとつにバタドラムの奏法の基礎になるものがあり、それをベースにしている。

大・中・小のサイズがあり、それぞれ、父・母・子という感じのセットの太鼓でもある。

家庭によっては、母・父・子という場合もある氣もするが、家族編成の太鼓というのがいいなあと思っている。

父の作るベースのリズム、そしてベースのリズムの上で、新たな土台のリズムを母が作り、その上で子どもが自由に遊ぶというものだという。子ども最高なのである。今回は、父と子の組み合わせで登場してみた。
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一本の木から作られた親子のバタドラムには、一頭の牛から選ばれた皮がそれぞれ張られて、大きく共鳴していく感じがする。

そんなバタから始めたのは、ミルフォード曰く、儀式で使う太鼓は、やはり一本の木をくり抜いた胴に、動物の皮を張ったものでなければならない!という言葉を意識してだった。

春へと完全にシフトしていくタイミングで、心身ともに目覚めていくには、バタからの導入が良かったと思うのだ。

その後、ジンべも使って、より強烈な音色を体感してもらい、ガムラン系のゴングでの低音の音浴、そして神楽太鼓で倍音の宇宙へ誘うという感じだっただろうか。

 

ひとりだけで演奏するのもありとは思うのだが、人が集まって、その場を共有することの大切さというのを、あらためて感じるライブとなりました。

 

ご来場いただいた皆さん、配信で参加してくれた皆さんをはじめ、サンデールームさん、スタッフのみんな、に心より感謝いたします。

 

また引き続き、あえて人が集まる機会を作っていきたいと思っておりますので、今後の展開を楽しみにしていただけたら幸いです。