Dragontone /石坂亥士

神楽太鼓奏者・石坂亥士のブログ

満月の儀式での奉納

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10月5日が一番大きな儀式となり、さすがに人がどんどん集まってくる。

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こちらが、聖なる剣クリスが鎮座する建物だが、今は、お祈りを捧げる中心の神殿?の様な場所に、御神体が集結しているらしい。

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建物の至る所に石像の彫刻があり、とても良い感じで、ついつい目が行ってしまう。

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お供え物もひとつひとつが本当に興味深い!

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昨日も小規模な儀式が行われていたのだが、ガムラン隊の音と同時進行で、このスロンディングという巨大な鉄琴の様な楽器が演奏される。

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叩く部分には、油が塗られていて、鍵盤部分にもバチにも油が着いていた。

ハッキリとはわからないが、音が多少まろやかになるのと、鍵盤を傷めないためなのだろうか。

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同時に鳴らされていた巨大なスリットドラム。

神様が降りる時に必要な音が集約されている音の編成で、裏の主役という感じな氣がする。

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太鼓のクンダンのマスターが良い感じ。

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とにかくどこを切り取っても絵になるし雰囲気あるので、写真でダーッと紹介していこうかと!

この後、寺院の前の道を村のある境界まで練り歩いていくのだが、これが圧巻だった。様々なガムラン隊や踊り手のバリスからバロンまで、凄いものを見てしまった!

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バロンの練り歩きを見れるのは、とても嬉しくて、そして、自分の干支と同じイノシシだつまた!

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ガムラン隊のそれぞれの個性も面白い!音や雰囲気がそれぞれ違うのだ。

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このランダ、生きている様だった!

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寺院に戻ってきてから、寺院の中を回ると、一連の練り歩きの儀式が終了となったのだった。

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興味深かったのは、バロンがバックして鎮座する場所に戻っていくシーン。

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そして、奉納の時は、いきなりやって来たのだった。

お寺の食堂で、ご飯を食べておいで、と言われて食べていると、ちえちゃんの携帯が鳴った!

高僧さまから、「どこにいるんだ?もう始めるぞ!」との電話で、大急ぎで会場に行き、なし崩しにバリスの踊りとガムランと神楽太鼓の奉納が始まったのだった!

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始まりはドタバタだったが、どんどん雰囲気が濃くなり、バリスの舞う空間が異次元の様に見えた瞬間もあった。

様々な要素が、同時に進行して、いろいろなエネルギーが渦を巻いて儀式は盛り上がっていき、無事に満月の奉納を終えることができた。本当にありがたいことだと思う。

 

最近思うが、時代的な流れなのか、ここでも調和していくエネルギーがとても強かった氣がした。そして、見事な満月が顔を見せてくれたのだった。

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