Dragontone /石坂亥士

神楽太鼓奏者・石坂亥士のブログ

明日は冬至か。

先日の18日は、今年最後の新月だった。

ありがたいことに、そんな日に、北鎌倉にある雪堂美術館で、KNOBさんと尺八の和さんと即興セッションすることができた!!!

f:id:dragontone:20171221234942j:image

ここは、KNOBさんの書道の師匠であった、小野田雪堂さんの私設美術館であり、生前その師匠が、KNOBさんに、この場所を拠点に使いなさい!と言ってくれたらしく、KNOBさんが拠点として演奏や茶会をしている素晴らしい場所なのです。

f:id:dragontone:20171221234958j:image

KNOBさんと和さんとのセッションは、勿論濃厚な時間となり、2017年の締めくくりとしては、最高でした!

そんな中で、KNOBさんの冒頭のディジュリドゥのソロが、本当に凄くて、今年は特に一緒に居る時間が長かっただけに、いろいろな場面での演奏を聴いていたのだったが、今までとは次元の違う音の世界に突入していた感じがして、本当に良いものを聴かせてもらたのでした。

KNOBさん自身も語ってくれていたのでしたが、新たな始まりなのだろうなあ。と!

 

そんな刺激を受けてしまったので、やはり自分も勝手に拠点として使っている、有鄰館酒蔵で音を出してきたわけであります。

f:id:dragontone:20171221233800j:image

夕方から、掃除をして場所を整えることに。。。普段は一切過去の出来事のことは思い出す事がないと言ってもいいのだが、この酒蔵の床を掃き掃除していると、いろいろと思い出すこともあったりして、自分をリセットできる良い時間なのだ。

最近は、海外での演奏の機会も増えてきたりして、忙しくしているのだが、基本的には、たいして成長しているわけではないのだなあ・・・と。

ある意味、この蔵に育ててもらっていると言っても過言ではない程に、この酒蔵の響きは本当に心地良いのである。

f:id:dragontone:20171221233819j:image

音の世界というのは、本当に深いもので、今年は、その奥深さが、更に奥まであるんだなあ、という事を体験することができたのが、本当にありがたかった。

そんな音の世界の奥深くに響いている素粒子の様な音の元を、少しだけ感じることができたような氣がした。

今日の酒蔵の音の体験が、今後に繋がっていくことだろう。

 

いつも見守ってくれている、楠の巨木にも感謝!!!

f:id:dragontone:20171221233837j:image

小野田雪堂さんの書、「この今を ありがとうございます」

この書の物語る世界がとても好きで、自分でも今を大切に生きることが、大切なんだなあ、としみじみ思っております。

f:id:dragontone:20171221235021j:image