「立春大吉Solo Live」は、偶然にも東日本大震災の起こった年から始まった。
震災の翌年の2012年は、会場となっている有鄰館が被害を受けて復旧作業のため使うことができず、足利での開催となったが、2013年以降は、有鄰館で行うことができている。
これは、本当にありがたいことだと思う。
有鄰館は、古い蔵の集合している施設で、煉瓦蔵にしか冷暖房の設備がない。そこで、最初は、煉瓦蔵での開催となったのだった。
しかし、2013年、2014年と酒蔵での開催となっている。これは、個人的に一番好きで、響きの素晴らしい酒蔵で、できるだけ多く演奏をしたい!という気持ちから寒い中での決行となっていたのでした。
2年連続で続いた酒蔵での「立春大吉Solo Live」だったのだが、やはり寒すぎるということから、会場は煉瓦蔵へと移行してきておりました。
有鄰館煉瓦蔵(2011)→足利(2012)→有鄰館酒蔵(2013)→有鄰館酒蔵(2014)→有鄰館煉瓦蔵(2015)→有鄰館煉瓦蔵(2016)→有鄰館煉瓦蔵(2017)→有鄰館酒蔵(2018)
さて、赤い文字にした2018年は、酒蔵での開催!!!
実は、煉瓦蔵をと思って確認してみると、他のイベントが入っていて、酒蔵ので開催となった次第なのだが、きっとこれは、酒蔵でやりなさい!という何かの力が働いたのだろうと思っており、原点回帰の様な感じもしてます。
立春大吉Solo Liveは、何度か他の会場での開催を模索していたのだが、どうしても最終的には、有鄰館に落ち着くという経緯があり、立春大吉Solo Live=有鄰館!という構図ができあがっている氣がしており、やはり有鄰館で開催する意味があるのだと感じております!!!
音は最高だが寒いという酒蔵での開催。通常は、文化財なので火気厳禁なところ、安全面に配慮することを条件として、ファンヒーターなどを使用できることになり、寒いながらも多少の暖があるという条件となりました。
個人的に、非常に大切にしている、この立春大吉Solo Live、この立春の日は、朝一で湧き水を汲みに行くことから始まる。客観的に見ると、大変な作業なのだが、水汲みが趣味なので、楽しいだけなのであります。
そして、その水で禊ぎをして、水を浴びるわけではないが、口の中や手を清めてから、その水で墨をすり、一枚ずつ呪文を唱えてお札を書き上げていく。
この作業、とても好きなのだが、書ける枚数に限りがあり、70枚から80枚くらいだろうか。
「立春大吉 Solo Live」では、チケットの代わりにこのお札を渡しているのである。
立春の日に書いたお札は、家の柱に貼ったり、神棚にあげたり、作法はあるのでしょうが、厄除の効果があるものなので、個人個人好きな様にしていだだければ、幸いです。
例年、ギリギリご来場のみなさんにお渡しできているのですが、予想外に大入り満員になった場合は、先着順となる可能性もありますので、ご了承ください。
幼少の頃から、こういった音の世界に触れて欲しいので、乳幼児も入場可にしております。子どもの鳴き声もひとつの音でもあり、あまりに泣き叫ぶ様な場合は外へ行くなどの配慮はお願いしますが、会場に居合わせたみなさんで、その時に起こる事を共有できたら最高だと思っております。
暖房が入るといっても、家の様えはありませんので、外だと思って、防寒対策は各人でよろしくお願いいたします。
◎立春大吉 Solo Live
2018年2月4日(立春・日)
open 18:30 start 19:00
¥4,000(当日券のみ・ご予約受け付けておりません!)
※小学生以下無料(乳幼児可)