昨日29日は、桐生川の源流に鎮座する石鴨天満宮の春祭りだった。
宮司さんによる伝統的な山の神事が執り行われ、その後、お札とお供えしてあったお餅を小さく切り分け、参拝した人たちにおわけする。
その後、神楽太鼓の奉納演奏となった。
神社をまもっている藤生さんが山で事故にあったことがきっかけとなり、その時の春祭りに奉納演奏で呼んでいただいたのがきっかけで、この神社に関わるようになり・・・、
今では、春祭りで神楽太鼓の奉納演奏と、かぐらだぶらのメンバーを中心にした練り歩きが恒例となっている。
ありがいことに、夏には、この場所で石鴨宵神楽と題して、かぐらだぶらのメンバーを中心にした、フリースタイルの夏祭りのような催しも開催するという深いお付き合いとなっている。
かぐらだぶらサイト
http://kaguradubla.wixsite.com/kaguradublaproject
参加自由の練り歩きは、小さい楽器を持って、好きなペースで歩きつつ、広い場所で止まって、踊りを踊ったり、川の水を触りに行ったり、とてものどかに練り歩いていく。
子どもたちも、慣れたもんで、おのおの楽器を選んで練り歩く。
神楽太鼓を叩きながら、後ろから妙に気持ち良い音程の金属音が聴こえるなあ、と思ったら、写真にあるタンポポの首飾りを付けたみいちゃんが、タイのドラを良い感じに演奏していて、ビックリだった。
大切にしている何かが、子どもたちに伝わっているんだなぁ。
昨年亡くなった、石鴨の生き字引き的存在だった藤生勇さんがこの山で獲った狐の襟巻きが先導役となり、不思議な行列がガヤガヤ練り歩くのは、現在進行形の、ゆるい風流系の芸能の始まりの雰囲気もあるかもしれない。
まあ、そんなことは関係なく、この春祭りの日は、みんなで梅田を満喫するというわけなのだ!!!
小さな春祭りではあるが、この石鴨天満宮に関わる藤生さん、宮司さん、氏子総代さんをはじめとした多くの方々のサポートで、手作りの春祭りが気持ちよく行われている。
本当に素晴らしいことなぁ、と思える。
また、来年も参加したいなぁ、と思える桐生の大切なお祭りだ!
そして、今年は、なんとなくだが、関わるみなさんの空気感が一体となり、祭り本来のおおらかさがあった様に感じられ、とても良い雰囲気の春祭りとなったのでした。
石鴨天満宮の春祭りは、毎年4月29日に行われています。
写真:須藤亜弥子(最後の鳥居の写真は除く)