Dragontone /石坂亥士

神楽太鼓奏者・石坂亥士のブログ

橋の下音楽祭

豊田市トヨタスタジアムにほど近い橋の下で、その音楽祭は開催されていた!!!

6月3日は、晴天に恵まれ、気持ちよすぎる気候。

橋の下を取り巻く環境は、治外法権のコミュニティの様な空気に満ちてはいるが、手作りの祭りらしく、主催者、参加者のみなさんが協力して良い祭りを作っている感じであり、自然現象的暑さと人的熱さが相乗効果で、異様な盛り上がりを見せていた。

 

しかし、橋の下の日陰で良かったぁー、と心底思ったのだった。

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何故か虚無僧が出現したり、背中に太鼓が三つも描かれた人が居たり、川辺では、欧米人が寝転んで、それを見るサムルノリの衣装を纏った子ども。。。

その場面だけを切り取れば、ここは日本なのか????という錯覚さえしてしまうほど不思議な世界が、「橋の下音楽祭」という現場であったのだった。
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今回は、中国、韓国、琉球、日本の四頭の獅子舞が勢揃いして、国の境は無いという風に、それぞれの獅子を尊重しつつ、仲良く場が盛り上がっていった。

トヨタスタジアムのお膝元ではあるのだが、スポーツには、勝敗が重要な要素として存在するわけだが、芸能には無いので、人が生きていく上でとても良いエネルギーだなぁ、と改めて思ったのでありました!
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今の活動では、まあ、ありえない韓国獅子の脚役を担当したのだったが、これはこれで、常に真剣勝負だった。

頭担当の康明洙先生は、今では数少ない芸人と言える体質で、いざその場に出ると、打ち合わせには一切ない動きで、唐突に物凄い動きの変化をしてくるのだ。。。

 

流石!ではあるが、脚役としてはその動きに瞬時に反応して一体感を出すのは、なかなかどうして、冷や汗もんなのである。

 

しかし、20年以上の付き合いなので、なんとなく、「そうきたかぁ!!!」「おっと、今度は、こうかぁ!」と対応できて、即興演奏家としては、何事にも動じずに対応していくのが結構楽しくもあった。

予想外に長丁場だったので、やりきった感は相当で、汗をかいた分、乾杯のビールは最高だった!!!
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何故か、メキシコ人が国旗を持って記念写真!なにやら意味深に、今年はメキシコか!?と、今後の展開を示唆している様な気が展開・・f:id:dragontone:20180605161349j:image

先生と二人の、なかなかない記念写真!!!
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このスタッフの着ている火消し半纏、消すの文字が逆なのは、何かを作って行く時に、心や、エネルギーに、火を着けて、盛り上げていくという様な意味との事。

 

なかなか見ない世界を垣間見て、楽しく刺激的な橋の下音楽祭となりました。

 

獅子舞の伴奏で協力していただいた、プンムルチームのノリパンのみなさん、どうもありがとうございました。

ノリパンさんのサイト http://www.noripan.net