Dragontone /石坂亥士

神楽太鼓奏者・石坂亥士のブログ

中秋の名月に・・・

9月22日は、舞踏家・工藤丈輝さんのソロ公演を見に行って来た!!!

ここ第Q芸術で数回にわたって行われる工藤さんのシリーズの初回なのだ。

どんなソロかと思っていたら、完全なるソロ!!!

肉体のみをその場所に出現させたのだ。一切の音も使用せずに、彼の息使いや、身体から発する音のみの1時間。

最前列に座ったのだったが、中盤あたりで、寝るでもなく起きるでもない、不思議な感覚でいた時に、工藤さんが、「起きろー!!!」と真ん前にやってきて足をふみ鳴らしたのだった。

一気に現実に戻されたのだった。

身体ひとつの表現が、とても潔く新たな可能性を垣間見た舞台となった。

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翌日秋分は、2週間のヨーロッパツアーで、寝起きを共にしてきた、兄弟の様なKNOBさんのホームで開催されるうさと展に行って来た。

予想外の渋滞で、なかなかたどり着かない。。。

いざ到着してみると、音開きの準備が整い、お客さんたちが、KNOBさんの話を聞いているではないか!!!

ヨーロッパツアーの時にいろいろと衣装の相談をしていて、当初は、サントリーホールで着るものを貸してもらおうか!?という話も出ていたのだったが、やはり日本初お目見えは、サントリーホールにしようという話になった。

・・・で、今回の秋分は、気軽に藍色系ということで、普段着ているものでも、という話になっていたが・・・、しかし、KNOBさんはバッチリ衣装を着ており、ちょとビックリだったが、そのまま、いそいそと準備をして、演奏に突入となり、あっという間に音開きが終了となった。

ヨーロッパツアーを共にしてきて、この秋分に一緒に音の響き合わせができるのは、とても意味がある氣がしていたのだったが、まさに、そんな響き合わせができた氣がしたのだった。

ディジュリドゥ倍音と、神楽太鼓の倍音をより密接に丁寧に響き合わせることができた氣がした。

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そして、それぞれの音が、それぞれの良い部分をより引き立てて、とてもやらかな響きだった様に思えた。KNOBさんどうもありがとうございました!!!

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そして、お手伝いに来ていた、友人のたみちゃんの奥さんから、素敵なプレゼントをいただいてしまったのだ!!!

それは、やけに存在感のある縄文土偶の亀型の笛だ。

手の平に乗る大きさで、持ち歩くのにとても良いサイズ!!!

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造形的にも素晴らしく、お名前は聞きそびれてしまったが、作家さんの作品らしい。
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嬉しすぎるので、中秋の名月の昼間の空模様をバックに、自己満足な写真を。。。

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夜にはお月さんも顔を出し、しばし月見もすることができた。
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中秋の名月とはよく言ったもんだなぁぁぁ、と!!!

そして、今日は満月なのに、月は見えない雨模様・・・