Dragontone /石坂亥士

神楽太鼓奏者・石坂亥士のブログ

春分の音を奏でる

3月21日の春分には、幸運なことに音を奏でることができる。まあ、どこか人の居ない場所で勝手にやるのもひとつだが、やはり音楽家としては、縁ある方と同じ空間と時間を共有するのは、とても嬉しいことなのである。

会場となるのは、こんな感じに木の温もりを感じる素敵なスペース、前橋のサンデールームさん。

この部屋で響く場所も確認済みなので、良い感じに響きが広がっていくかと思います。

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これは、もうプライベートライブと言っていい空間。とにかく近い距離で音を体感できる稀なケースとなるでしょう!!!

立春から春の始まりとは言っても、やはりまだ身体が春の準備が整っていないわけで、春分というポイントの日から、ようやく春の身体が整い始める感じがしております。

そんな春の身体になっていくタイミングで、春の振動に身を任せる音浴の時間。

今回使うクリスタルボウルは大きくて、日本で持っている方はほとんどいないのでは?と言う代物らしい・・・。そして、譲ってくれた方曰く、ハワイのカウアイ島にある、アースキーパークリスタルを連想させるんだとか。

大きなクリスタルボウルは、大きなエネルギーを動かしていくという。

個人的には、大地のうねりの様なものを連想する振動だと思う。まさに春分にはピッタリな音と言えるだろう。

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この大銅鑼は、だいぶ古いもので、初めて叩いて音が鳴った時、龍が住んでいるようなイメージが沸いてきたものだ。何かが見えたりするわけではないのだが、あくまでもそんなイメージをしてしまうほど、もの凄く濃密で雰囲気のある音だったのを思い出す。

勿論、その音は今もこの大銅鑼の中にあり、響かせる時を待っている。

この大銅鑼は、本当に素晴らしいものだと断言できる!!!

天空にある音を地上に降ろして来る様な音のイメージだ。

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クリスタルボウルしかり、大銅鑼しかり、素晴らしい楽器は、演奏者を良い方向へと導いてくれる氣がしている。

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今回使う神楽太鼓は、2014年にバリ島の信仰の山であるアグン山の寺院で魂入れの儀式をしてもらったものだ。この神楽太鼓は、俺が初めて買った神楽太鼓で、下積み時代から一緒に歩んで来た太鼓なので、楽器としては、だいぶ使い切っている感じがあったものだった。しかし、この魂入れの儀式をしてから、本当に魂を持ったかの如く音がどんどん良くなっているのだ。

人知を越える事が、世の中にはまだまだ存在しているのも事実。この時の魂入れの儀式自体だけでも40分以上あり、その時にソルフェジオガンクやベル類も同じ魂入れの儀式をしてもらったのだが、同じく音が良くなっていて、これは、もう本当に凄まじいことだと言えるだろう。バリ島の伝統や信仰の力は、今の日本には無いものがあり、バリ島からそんな濃い部分を教えてもらったんだと思っている。

イメージとしては、神楽太鼓は地上の音であり、鼓動でもあり風でもある。演奏法としては、倍音をコントロールしていくので、リズムよりも総体的な音像の鳴りを育てていく感じである。

神楽太鼓の振動と倍音は、まさに春のリズムを身体に浸透させて、気持ち良く春を迎えるように心身を整える効果があるのだと思っております。

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はじめてのナチュラルワインは、残席数席とのこと。演奏のみはまだ余裕ありとのことです。ご興味ある方は、是非チェックしてみてください。なかなかできない組み合わせだと思います。

イベント詳細はこちら→「ナチュラルワインと神楽太鼓の宴・春分」