表現者というのは、それぞれが強い個性を持って表現をしているわけで、そんな種類の面々が集まって何かを創り上げていくのは、なかなかに難しいことだと思うのである。
今回の、うさと座も、そんな個性の強い表現者が集結して、ひとつの舞台を創るわけだ。
うさと座の場合、何が大切になってくるのか!?
というと、個人的には即興の部分だと思えるのである。即興の概念も人それぞれなのだが、なんとなく合わせる様な消極的な即興ではなく、それぞれの音や舞を感じつつも、それぞれがやりたい事をやりきっていく。
水彩絵の具の違う色が混ざり合っていく時の不思議なグラデージョンの様なつかみ所のない色彩感。
今回のテーマは、「てらからそらへ(地球から宙へ)」。
様々な色が融合していく興味深さを体験しつつ、多くの色混ざり合うと黒に近い色になっていくはず。。。
それが、宇宙空間の様に魅力的な色になるのか、暗黒系のブラックホールの様になるのかは、当日にならないと分からない。
しかし、そんなスリリングなやりとりが面白くてたまらないのである。
ーーー以下紹介文ーーー
日本の精神性や伝統文化を継承しながら、新しい世界観を雅に表現し続けるうさと座が結成されて四年目。
昨年に引き続き、世界的なピアニストであるエドゥアルド・デルガード氏と共に、2019年10月25日(金)、TOKYO FM ホールにてイベントを行います。
エドゥアルド・デルガード ピアノコンサート & うさと座公演
てらからそらへ(地球から宇宙へ)
【第1部】エドゥアルド・デルガード ピアノコンサート
【第2部】うさと座公演
出演者:エドゥアルド・デルガード(ピアノ)
KNOB(ディジュリドゥ)
石坂亥士(神楽太鼓)
茶喜利(吟遊詩人)
魂宮時(現代舞踊)
三輪福(舞)
安満沙和子(Dancer)
衣装:さとううさぶろう
■日程
2019年10月25日(金)
■時間
開場 17:00 / 開演 17:30
■会場
TOKYO FM ホール
〒102-0080 東京都千代田区麹町1丁目7番 FMセンター2F
■ACCESS
東京メトロ・半蔵門線 半蔵門駅(1・2番出口) 徒歩約3分
東京メトロ・有楽町線 麹町駅(1・2番出口) 徒歩約6分
※一般駐車場はございません。
■TICKET
一般(自由席) ¥8,000
■申込方法
「代表者のお名前(ふりがな)/代表者の電話番号/同伴者のお名前(ふりがな)/希望人数」を明記の上、てらからそらへ(地球から宇宙へ)実行委員会までメール(terasora2019@usaato.com)でお申し込みください。
折り返し、振込先などをご連絡いたします。
※一週間経っても連絡のない場合は、念のためお問い合わせください。
■お問い合わせ先
てらからそらへ(地球から宇宙へ)実行委員会
TEL: 075-366-0586(平日 13:00〜17:00)
今回の公演では、フライヤーには、うさと座が一部、デルガードさんのピアノが二部となっているのですが、もろもろ相談した結果、逆の構成で始まることに。
そして、その一部のプロローグ的な始まりの部分で、デルガードさんと即興セッションをやらせてもらえることになったのだ。これは、本当に嬉しい!!!
京都で初めて彼と音を合わせてから、昨年のソロライブの時には、ゲスト出演してくれ、完全即興で15分程の演奏をしてくれたのだ。ピアノと打楽器の即興は、想像以上に響き合う。普段、即興はしないデルガードさんだが、その即興センスは素晴らしい!!!
クラシックの世界で、トップクラスのピアニストである彼が、何故こんなに即興演奏できるのかは、よくわからないが、非常に魅力的な即興なのである。
あの時の記憶は、即興家人生の中でも忘れることができない。
そんな濃厚な即興セッションが、またできるのは、本当にありがたい限りである。
そこに、急遽決定した、沖縄で活動しているダンサーの野島友和さんが、デルガードさんと俺の即興の音の中で舞うという三つ巴の構成となった。
冒頭シーンでは、音が生まれ、音楽へ成長する瞬間から、踊りが生まれる瞬間まで、さまざまな根源的なシーンが見れるかもしれない。
※野島友和さんの情報が、フライヤーに間に合わなかったので、以下に紹介しておきます。
[野島友和 プロフィール]
14歳からバレエをはじめる。
2000年より比嘉環に師事。
2008年よりCompanyDreamArt所属。
2011年野島友和バレエスタジオを設立。
東京国際ベリーダンスコンペティション(フュージョンソロ部門)において
2012年 2位
2013年 1位
現在、後進の指導に力を入れる傍ら
ダンサーとして国内外で舞台にたつ。