Dragontone /石坂亥士

神楽太鼓奏者・石坂亥士のブログ

二重螺旋の如き即興セッションに!!!

11月4日の昼過ぎから、本所のBIG SHIPにて仕込みが始まった。

知らないうちに、撮られている仕込み風景が、スタッフのあやちゃんから送られて来た。本番の演奏風景は、良く見るのだが、今回は、仕込み風景もなんだかプロローグの様な感じだ。

今回は、フライヤーのデザインをしてくれている直紀くんも駆けつけてくれて、撮影してくれたので、写真を多めに使って記録にのこしておこうかと!

撮影:須藤亜弥子(下手側より)・西原直紀(上手側より)

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こう見ると、本番とはまた違う感じで、音の響きをみている感じが、自分で見て不思議な感覚だ。

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最初に、神楽太鼓から始めた!!!

通常はラストに持ってきているので、自分でも新鮮な感覚だった。

一番最初に一番得意な事で、全部出し切る感覚は、常に新しく始まっていくようで、自分に対しても清々しい気持ちになった。

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そして、大銅鑼から平太鼓とグンデールのセットの順だ。

このグデールの時に仁美さんが客席から篳篥の音色と共に入って来たのは、神秘的で、とても効果的だったなあ。

このグンデールは、スレンドロン音階というもので、その音階に合わせて篳篥の音色が空間に入り込んで来る様が、音の融合という言葉がピッタリくる音風景だったと思えてしまう。

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その後、俺は一旦引っ込んで、仁美さんのソロ。

いやぁー、素晴らしくて、聴き惚れてしまい、「すぐ戻りますよ!」と言ってはいたが、ついつい聴いてしまったのだった。

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メキシコのスリットドラムのテポナストレを吊り下げて登場。古いものだが、響きの良いホールなだけに、気持ち良く響く響く!!!

篳篥の速い旋律に対して、木の響きは軽やかに答える感じで、やっていて手応えがあって、本当に楽しいやり取りだった。

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終盤では、仁美さんの気配が何か違って、俺の背後で何やら蠢くものが・・・。

写真でみたら、仁美さん舞っているではないか!!!

実際に雅楽の舞もされるので、しかし、所作が美しいし決まっている!!!

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ラストシーンでは、この盛り上がりで終わりかという予想を越えて上昇していき、奇跡的にほぼ同時に音を収めることができたのでありました。
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非常に濃厚で楽しい会となりました。

ご来場いただいたみなさんをはじめ、仁美さん、スタッフのみんな、どうもありがとうございました。

また、来年、この場所でライブを企画したいと思います!!!!