きっと、いろいろなタイミングというものがあるんだろう。
10代の頃通っていた、大東文化大学高坂キャンパスは、埼玉県東松山市高坂にある。
そこから数分の岩殿観音へ。。。。
色鮮やかな紅葉だけがいいわけじゃないんだなあ、としみじみ感じ入ってしまった。
岩殿観音の石段に落ちている渋目の紅葉が、石の表情とマッチして、何故かやけに美しく見えてしまった。
年をとったかな?とも思うが、この渋さは、日本の文化が本来持っている、侘び寂び的な感覚とも思える。
「おーーーっと!」声を上げるほどの狛犬には、そうそうは出会えないが、2年以上も通っていた場所の間近にこれほどの狛犬が鎮座していようとは・・・。
そして、山門の仁王像は、半端じゃない迫力だった。
なんと、この仁王像の立ちはだかる山門の脇の建物で演奏したことがあったのを思い出したのだった。
駐車場をはさんで、物見山という表記があり、その先の空に、やけに雰囲気ある雲があったので、行ってみた!!!
物見山といういだけあり、この界隈の関東平野が見渡せる景観だった。
スコーンっと、開けた物見山の頂上付近は、なかなかの清々しさだった。
松の葉が気持よいほどにビンビンと隆起している。
まさに龍が住まう松という雰囲気だった。
まあ、もう12月でもはあり冬には違いないのだが、遅い秋とでも言ったらいのだろうか、季節が移ろう空気感というのは、なんだか良いもんだと思えた夕刻のひと時でありました。