14日、15日と金沢方面での演奏に、フルート奏者の上野さんに呼んでいただいた。
今年の夏、桐生の梅田の奥地でひっそり行われている、石鴨宵神楽に、はるばる下道で駆けつけてくれた上野さん。
彼から呼ばれたら、やっぱり下道か!?
ということで、俺も下道で一路金沢を目指すことにしたのだ!
空模様も、「行ってらっしゃい!」とばかりに、興味深い景色を見せてくれていた。
なにせ、下道はゆるやかな速度なのと、とにかく山越えをしなければならず、自ずと空模様が目に入ってくるのである。
30年ほど前にこの内山峠を自転車で登ったことがあり、当日の記憶が走馬灯の様に思い出された。
それは、自由の森学園の高校3年の時に、同じ寮生だった中学1年の玉田君を連れて、自転車旅行に旅立った日の方だ。埼玉県から玉田君の実家の姫路を経由して、山陰地方を回ったのだが、この内山峠は結構な難関だったのを思い出したのだ。
この峠のピークのトンネルが見えた時は、とても嬉しかった!
しかし、車だとあっという間だった。これでも楽なのに、高速を使ってもっと時間短縮しようとしているわけだから、歳をとるにしたがって、無意識にどんどん楽な方にシフトしていっているのは、どうなんだろうなぁ???とあらためて考えさせられた内山峠だった。
と、順調かと思いきや、異常に寒くて夜中目が覚め、頭にジャケットをかぶってなんとか朝を迎えたのだった。
しかし、朝の目覚めは気持ちよかった!
空気は、キリリと引き締まって気持ちが良い。
安房トンネルを抜けたら、朝の雲模様が出迎えてくれ、得した気分に。
高山から、富山方面へは初めての道。正直、見慣れない風景なので、どんな所でも興味深く目に映るもんだ。
朝霧が凄いなあと思っていたら、ここは、朝霧街道なんだとか。。。
地形的に朝霧が発生するんだろうなぁ。と納得しつつ朝霧街道を進む。
ちょっと気になるものが目に入り、引き返す。
霊水が流れ出ていた。
寒い時の水は、また美しいもんなのだ。
枯れた紅葉が水と石によく似合っている。
不動尊に挨拶して、再び出発!!!