先日、父から電話があった。展示会に行って、凄い音響装置があったので、持っていた俺のアルバムを聴かせてもらったらしい。
そしたら、そのスピーカーの製作者の方が、アルバムの音質を気に入ってくれて、購入したいと言う話だった。
そして、その音響装置で鳴らす音がまた素晴らしいという。。。
せっかくなので、是非実際にその音を聴いてみたいと思い、昨日会場に行ってきたのだった。
綿貫哲雄作陶展の一角にその装置は鎮座していた。
行ってみたら、なんと綿貫さんは、俺のライブに娘さんと来てくれたことがあり、その時に握手したとのことで、娘さんが俺の手ががっしりしていたのが印象的で、鮮明に覚えていてくれたらしい。
なんだか嬉しい再会ともなったのだった。
そして、このスピーカーの製作者の小峰篤さんに、早速アルバムをお渡しして、その装置で聴かせていただいた。
良い音なんだろうなあ・・・とは思っていたのだが、良い音というありきたりな表現ではなく、もの凄く気持ちの良い艶があり臨場感のある音だった。
正直、ここまで再生装置の出す音に感覚が入り込んでいくのは初めての経験だった。
床面に近い黒い装置は、デジタル信号をアナログデーターに変換するものらしく、この装置の効果も凄いんだろうが、スピーカーから出て来る音は、自分がアルバムを創造していく上で大切にしたことが、音として鳴っていることが、本当に嬉しくもあった。
音のイメージは、蓮の蕾の様な、花びらのような、不思議な柔らかくもしっかりと芯のあるもので、スピーカーは真ん前にあるのだが、音がどこから聴こえてくるか分からないくらい自然な感覚。。。
まさに、こんな感じに開花していく蕾の中から音が生まれる様な素敵な感覚。
機械から出ている音なのに、早朝の蓮池に居るようなイメージになってしまったのには、本当に驚かされたなあ。。。
真空管も、勿論だが、細かな説明よりも、これは、聴いてみるのが一番なんだろうなあと。。。。
しかし、低音が良い感じに鳴りまくってたなあ。。。
3月1日まで開催しているので、陶器も素敵なので、タイミング合う方は是非、ノイエス朝日へ!!!
以下のリンクは、スピーカーの製作者、小峰さんのサイト!
そして、蓮が開花したような、晴れ晴れした気持ちで、会場を後にしたのでした。
出会いは、面白いもんだなあ。。。と!