Dragontone /石坂亥士

神楽太鼓奏者・石坂亥士のブログ

神楽始め

地元広沢賀茂神社の神楽の練習が3月1日から始まった。

冬場の1月と2月は、休みなので2ヶ月ぶりに太鼓に向かうことになる。

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笛、ツケ(締め太鼓)、オオド(大胴・宮太鼓)のバランスで神楽の囃子は成立しているので、このバランスがなかなか難しい。

ツケの方は、ほぼ問題ないので、今はオオドを練習しているのだが、これがまた奥が深くて面白いのだ。

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現在は、父と同い年の飯塚のかずさんが師匠となり、太鼓のポイントを指摘してくれる。

表だって、囃子を牽引していくツケのリズムがあり、そこに同じリズムの中にありつつも、オオドはツケが音を抑える捨てバチの部分を強調していくのだ。

渋くて、渋すぎて、神楽師じゃないと理解できない奥深さと、独特のグルーブがあり、そんなオオドを極めていくのが、今は、とても意味のある時間でもあるのだ。

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2ヶ月ぶりに、この太鼓の前に座って、初めて出た音に驚いた!!!

何がどうと言うのではないが、亡くなった師匠連中が出していたオオドの音が鳴った氣がして、古い記憶が蘇って来た。。。

今のまでとは違う囃子の聴こえ方がして、ツケ的な感覚から、オオド的感覚になってきたようで、師匠のかずさんからも、だいぶ良くなってきたなぁ!!!

「研究してるんか!?」と言われ、これまた嬉しい進歩を体感できた。

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きっと、この小さな太鼓の中に、こんなイメージで、自分のやっていることが曼陀羅の様に投影されて、音へと変換されるのかもしれないなぁ。と思えた、意味ある神楽始めとなったのでありました。

 

そして、賀茂神社春季例大祭は、2020年4月14日、宵祭。15日、本祭。となります。

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14日の宵祭では、夕刻より「白黒翁三番叟」の上演。その後夕ご飯休憩を挟んで、何か一幕上演される予定。

15日の本祭では、10時半頃より、「白黒翁三番叟」「道開けの舞(猿田彦)」ここまで午前中。

13時過ぎより、「岩戸開きの舞」「屑紙拾い三番叟」「稲荷山種蒔の舞」。

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