5月28日は、妙義神社の奥の院へお参りと奉納演奏に行ってきた。撮影隊の円くんとあやちゃんとの3人での登山となった。
俺の支度は、ソルフェジオガンク+グンタに羯鼓という異色の組み合わせとなり、予想以上の山の傾斜と重量に身体が慣れず、こんなに疲れるかな???という感じだった。
しかし、20分ほどしたら、身体が軽くなり、この状況に慣れてきて、その後は万事順調に上ることができた。
下から山の中腹に見えている、「大」の文字の前で記念に一枚!!!
奥の院への途中で、気になる場所に遭遇してしまった。登山道からは少し脱線してしまう場所だが、何故か呼ばれた気がして、そこへ誘われた様な感覚だった。
見上げれば、そこには巨大な岩の割れ目がそそり立っていたのだ。
霊山である妙義山なので、奥の院以外にも、修験者が修行する場所が点在しているはずなので、おそらくこの場所は、ある種の通過儀礼として、この場所に座して心身を山の気配にチューニングしていたのかもしれないなぁ・・・と。
真ん中の岩から滴り落ちる水滴の音が素晴らしかったのと、この岩が迫り来る状況の中で音を出す感覚は、本当に通過儀礼のようでもあり、神聖な場所に立った時の様に、背中に一本シャキンッと光の筋が通ったような不思議な感覚だった。
三人での珍道中は、無事に奥の院へと到着することができた。そこには、自然の作り出した凄まじいまでの岩屋だった。
奥の院は、こんなのが有れば、それはもう畏敬の念を持って、この場所を大切にしてしまうに決まっている!!!というほどの存在感だった。
今回も、妙義神社の宮司さんに許可をいただき、奉納演奏と撮影をさせてもらうことができた。妙義神社の宮司さんの懐の深さに、心より感謝いたします。
岩屋に響く羯鼓の音色は、雫が滴ることもあり、とても艶やかな色を見せてくれた感じがした。
持って行ったお酒を杯に入れて上げたのだったが、終止ほんのりとお酒の良い香りが漂っていた。
祝福の光が降り注ぐ様な写真も撮れて、嬉しい限り!!!
苦労して登った分、素敵な空間に出あえる妙義山でありました。
あまり撮らない記念写真も、不思議と撮りたくなってしまい、なんのグループだか分からないが、みんな満足そうで、良い感じである。
帰りの車内から、あやちゃんが撮ってくれた一枚。
素晴らしい音も録れ、良い奉納演奏・登山となりました。
いずれ、妙義神社関係の録音を集めたアルバムを発表したいと思っておりますので、楽しみにしていてください!!!
演奏:石坂亥士 / 映像:中田 円 / 写真:須藤亜弥子