朝、畑に行くと、小さな里芋の葉に蓄えられている水滴に目が行く。これが、ほぼ同じ量で煌めいている。
この水滴に挨拶をして、畑の散策が始まるのである。
生き物たちと呼応するひと時!と言えば聞こえはいいが、収穫できる野菜は、たまに胡瓜、そして、トマトが4日に一度位だろうか。
もうしばらくすると、上手いこと成長をとげている、地這い胡瓜のが4本ほどあるので、良い感じにとれるのではないか!?と狙っている。
紅色の虫に目が行く。あえて目立つこの色をしているのが不思議で、羽まで虹色系で素敵だった。ナウシカに出てくるましみたいで、じっくり見入ってしまった。
久しぶりに見た、大きなショウリョウバッタは、なかなかの迫力で、子どもの頃は、こんなのを追い回していたなぁ、と思ったが、大人になっても昆虫は、興味深いもんである。
普段は気にしない、胡瓜の蔓の造形がやけに美しく見える。
渦巻く様子や螺旋は、やはり自然の摂理にかなっているんだと、畑の小宇宙に思うのでありました。