Dragontone /石坂亥士

神楽太鼓奏者・石坂亥士のブログ

信濃の国原始感覚美術祭2021

信濃の国原始感覚美術祭2021のポスターとチラシが届いた。

この時期なので小規模での開催となるが、内容は玄人好みな印象を受ける。

創造的な行為を継続することの意味が、問われていると思える現在、この信濃の国原始感覚美術祭の存在が、当初よりもより重要なものとなっていると思えるのだ。

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宵祭りの28日には、笛の雲龍さんも出演されるので、楽しみだ。雲龍さんとは、2016年の夏至の日に、山梨県身曾岐神社で行われた「よあけて であえて」でご一緒したことがある。その後は、ニアミスもないほどに音楽家としては、きっと生息域が違うのか、という感じだったが、このタイミングでの同じお祭りに出演というのは、時代の変化がここにも現れている様な・・・。

そして、2012年に共演したイスラエルCelineからメールが来て、なんと今年のオンラインでの公募作家に選ばれて、27日に信濃公堂で映像作品が上映されるとのこと。とても嬉しい知らせだ。

www.primitive-sense.com

出演時間もおよそ18:00からと決まり、なんと、詩人の吉増剛造さんの流れを受けてからの始まりとなるらしく、吉増さんの詩の世界から俺の音の世界へと変化していく時間帯、夕方から夜へと移り変わっていくかの如きグレーゾーンが、とても楽しみだ。

今年の原始感覚美術祭のラストは、吉増剛造さんの詩の世界から始まり、神楽太鼓に原始感覚的な獅子たちが乱舞する狂宴へと急加速していくようだ。獅子舞の本来持っている役割が発動されるのが楽しみである。

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