Dragontone /石坂亥士

神楽太鼓奏者・石坂亥士のブログ

秋の祭りの氣配

秋分の日は、サンデールームで「神楽 煌メク 秋分」と題しての演奏だった。夏至の日から、神楽というものの在り方をあらためて模索している第二回目だ。

サンデールームの2Fサロンは、本当に氣持ちの良い空間で、響きも良くて最高の神楽の場だと思うのである。

金属系の楽器の響きが余韻を残しつつ消えていく感覚が、この時期とリンクしている様にも思え、初めてスリットドラムとベル類での音の取り合わせが、妙にしっくりきた。

音のバイブレーションは、意識するしないは関係なく、その場にあるモノ、特に水分を揺り動かしてく。

人間の身体の多くも、また水分だ。今回、大銅鑼の低音を今までになく増幅する演奏になったのが、印象的で、最後の神楽太鼓も水分を足して、相当な低音が畝る響きになった。

この秋分に、大きなエネルギーが蠢く必要があったのかもしれない。

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終演後には、サンデールームの星野さんの料理が振る舞われ、お酒こそないが、まさに直会!!!

本当に、素敵な流れの神楽の会となったなあ、と。

楽器のセッティングをしている時に、美味しそうな匂いが漂ってきていたので、そのものがお腹に入って、自分としても落ち着いた感じとなりました。

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全て絶品!!!少し食べ過ぎてしまったほど。

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参加していただいた皆さんをはじめ、サンデールームさんに心より感謝したします。

次回は、冬至に同じ感じの会を企画する予定なので、楽しみにしていてください!!!

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そして、秋分も無事に迎えることができたので、久しぶりに地元の賀茂神社へお参りに。
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毎月の練習や、春、秋の例大祭で年間、何回通っている分からないほどの場所も、ここ二年は神楽師で集まることもできない。。。

残念極まりないが、これが現実だ。

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久々の賀茂神社は、何故か過去の記憶の様にも感じられてしまい、少し淋しく思えてしまった。
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いずれ神楽ができる日が来ることを願うばかりだ。

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たまたま行った梅田湖付近からの空は、雲の物語の様で、しばらく空を見上げてしまった。
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そして、明日から赤城山の小沼の方で、26日の天空の祭禮へ向けてのセッティングだ。

自然の中での演奏は、なかなかないのでご興味ある方は、この機会に是非!!!

13時からなので、散策がてらお弁当でも持って、赤城の小沼へ。

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当日の様子を、後日になりますが配信する予定です。詳細、決まり次第お知らせいたします。