だいぶ時が経ってしまったが、津軽への旅の記憶を遡っておきたい。
11月18日。午前3時過ぎに起きて、そそくさと着替えを済ませ、高速に乗って津軽を目指した。4時前にインターに入れば3割引になるので、これを利用しない手はないのだ!
コロナ騒動に便乗して、いつまで経ってもETCの休日割引を復活させないのは、腑に落ちないと高速に乗るたびに思ってしまう。
暗がりの中車を走らせると、何故だかバリへ向かう時の感覚とリンクしたのが不思議だった。
100キロ平均で走ると、なんとなく進むのが遅く感じるが、疲れは少ない感じがした。
休憩したサービスエリアで後ろに何かあるような!?と思って振り返って見れば、太陽のまわりに輪ができている!
旅路の途中で縁起良いなあと、しばし観察する。
夕方、津軽に着いて車中泊して、よく寝た翌朝は、空模様が本当に面白かった。
堀越城跡という初めての場所でコーヒーを飲んでいた。
空の写真を撮ったりしていたら、犬の散歩をしていたおじさんがやって来て、少し話すことになり、美味しいラーメン屋情報や津軽半島を下北半島側から見ると見えてくるものがあるんだよ!等々と地元情報を教えていただいた。
ちょうど最後の一枚だったが、持っていたイベントのチラシを渡してみた。
そしたら、それを見た女性の方が「私にも一枚いただけますか?」と。
残念ながらながら・・・と、もう無い旨を話して、画像ならとスマホに画像を転送した。
こういう時は、文明の力便利である。
その方が、この旧石戸谷家住宅並びに堀越城跡ガイダンス施設に居るというので、行ってみた。
物凄く大きい古民家にビックリしつつ、室内には、なんと干し柿が!!!
この建物は、津軽最大級の古民家を移築したもので、できたばかりのスペースらしく、まだお客さんは少ないらしい。この場所でライブができたらいいですね!という話も出て、嬉しい出会いとなったのだった。
その後、大平山元遺跡という津軽最古の縄文遺跡を目指す。途中で岩木山が姿を現してくれ、無条件に嬉しくなる。
この光景を見て、バリのアグン山と津軽の岩木山が自分の中でとても重要な山という位置付けなんだと再認識した瞬間だった。山と山を繋ぐ芸能者という感じなのかもしれない。それにプラスして津軽から戻れば、地元群馬の赤城山でのライブがあるのも必然なのだと思える。
津軽は雨模様だったので、心眼でみるしかないか!?と思っていた今世紀最大の皆既月食も、タイミングよく対面することができた。半分欠けているのが見て取れるのは、この一枚のみで、意味深な写真となってしまったが、ひとまず撮れて嬉しい!
皆既月食を経て、いよいよ縄文巡礼が始まっていく。