友人の発酵マスターが実践している、カラカラになるまで干し切ってから、沢庵を漬けるという方法に物凄い憧れを抱いていた。
それを実践すべく、昨年末から干していた大根は、凍っている訳でもないのにカチカチになり、刀の様にも見え、自立するほどに硬くなっていた!!!
そんな大根をいざ糠と柿の皮や蜜柑の皮を混ぜて漬けていくのだが、これだけカラカラになると水がついてこないので、塩水を追加するのだ。この塩水の塩梅が今ひとつつかめなくて、最初は少し水分足らずな感じになってしまった。
こうなったら、天地返しだ!とばかりに一旦取り出して下にあったものを上に持ってくることにしたのだ。
試しに、2本ほど取り出して試食してみたが、中心部分がふんわりしていて、そこまで旨味が浸透していない感じ。
が、しかし、糠がやけに良い香りを放っているのだ!!!
これには、母も驚いていて、「普通こんな良い匂いはしないんだけどなぁ。。。」と言うほどだ。
水と塩は、それなりに良いものを使ってはいるが、何故この良い香りになるのかを知りたくなってくる。
そう言えば、天地を変えた時から重石を姫川薬石にしたのも影響しているのかもしれないとは思うが、また来年検証していきたいところだ。
市民農園の一角を借りている畑は、野沢菜の菜の花が良い感じだ。
菜の花もそれぞれで、下の写真はチンゲンサイだ。
白菜のとう立ちは、こんもりしていて迫力あるなあ!!!という印象だ。
昨年刈り取った後の零れ種のルッコラが一株だけ咲いていたのが、やけに嬉しい。
春を知らせる、つくしも芽を出し始めている。
黄色いたんぽぽの花弁に春爛漫が凝縮されている様にも見えて、しばらく観察してしまう。
これは、のらぼう菜のニョキっと伸びた一番芽!?というのだろうか。
かなり元氣で、物凄いエネルギーが凝縮されている感じがしたが、茹でて食べて見たが、かなりの絶品だった。テクニックが必要ない方法で、食べたり漬けたりするのが好きなんだと、自分の習性を分析している今日この頃なのである。
ばら撒きで出現してきたのらぼう菜。これからしばし楽しめるので嬉しい限りである。