沖縄最終日は、とりあえずレンタカー屋さんまで送ってもらうところまでしかプランは立っていなかった。
沖縄本島の北の方が自然や海が綺麗だよ!と聞いて、一瞬だけ北を目指そうかと思ったが、友人から聞いていた場所へ行こうと閃いたのが始まりとなった。
そこは、百名ビーチという場所だった。どこに車を停めたらいいのかなぁ、と進んで行くと、行き止まりになっていて、何台か車が縦列で停められていた。
そこに車を停めて、何故か足が勝手に先に進んで行く感覚のまま歩いていくと、そこは、入口からしてかなり神聖な雰囲氣のある場所だった。
看板には、浜川御嶽とあり、妙に納得!
ご挨拶をしてから、その前の海を散策しに出かけた。
遠浅で、かなり珊瑚がたくさんあって、初めてのタイプの砂浜だった。この沖縄ラストの日に、ビーサンはこのために履いて来たのだったか!と納得してしまう。
ビーサンがなかったら、結構足の裏が痛かったはずなのだ!
かなり興味深い海のモノたち。
そして、なんと石笛をいただいてしまった。
これは、さっきの御嶽にこの石笛の響きを届けるための出逢いに違いない!と閃いて、再度御嶽へ行ったのだった。
これが奇跡の出会いと導きとなった。
そこには、神様の使いの様なおじいさんが居て、その隣には、わたしとちきゅうフェスに来ていた方が座っていてビックリしてしまった。その後3人で、かなりピンポイントに交流を持つことができたが、詳細は、濃すぎてここに記すことができないほどだ。
とにかく、そのおじいさんからも「その石笛の音は、凄いなあ!」と言わしめたほどで、この石笛との出逢いは、きっと沖縄という土地からのギフトに他ならない。
必ず、また戻って来なければならないと思いつつ、その場所を後にしたのだった。
「じゃあ、岬へ行くか!」ということで知念岬へも連れて行ってくれた。
久々に見た久高島は、やはりかなり神秘的だった。
その後、話の流れからおじいさんの家まで連れていてもらって、歓談した後、「じゃあ、郷土料理でも食べに行くか!」という事で、骨汁定食なるソウルフードをご馳走になってしまったのだった。
もう、こうなると自分の意思の範疇を軽く超えて、良い意味で思考停止状態。即興演奏の時と同じ状態だ。
最後の最後に、沖縄という土地の持っている、次元の違うほどの濃度を体験して、完全にノックアウトを喰らってしまったでありました。
今生において、それぞれの道でのかなりの超絶達人の方とは何人かお会いしてはいるが、その上位に食い込んでくる、今回のおじいさん。
これは、必ず戻って来ないとならないな!と心に刻んだ出会いとなりました。