観音寺の宿での最初の朝は、石を眺めることから始まった。これは、先日の沖縄の海でいただいてきたものだ。かなりの雰囲氣があり、これがなんと同じ場所でいただいた石笛の台座になる事が判明して、かなり自分でも驚いている。
別の角度からはこんな感じ。
この石の上に石笛がピタリと収まるのである。ある意味奇跡の合体に違いない!と勝手に盛り上がっている。
その後、イベント会場へ行く前に土取さんと一緒に、こちらのソウルフードである讃岐うどんを!!!
おでんにちくわ天とげそ天もおすすめとのことでトッピングする!
美味しいし、かなりの満足度だった。朝から幸せな時間だ。
入口には、かなり古い狛犬が迎えてくれて、その姿はなかなかに風格がある。
この雰囲氣ある狛犬の結界を通るとすぐに山門があり、そこに木の狛犬がひっそりと鎮座していた。
素晴らしい質感と、狼の様な雰囲氣がかなり好みだ!!!
どことなく久しぶりに再会した様な懐かしささえ覚えてしまったのは不思議だった。
そして、その奥の拝殿前にも、狛犬くんが鎮座していた。初めて出会ったこの佇まい。俊敏そうでもあり、それでいて強い印象。
熊手八幡宮の狛犬は、注連縄までかけているわけで、かなり大切にされているんだなあと感心しつつ、様々な角度から、しばしその造形に見惚れる。
やはり、雰囲氣ある狛犬はいいもんだなあぁぁぁぁ。
先日の沖縄以来、石の文化というか、石が関わる古くからの祈りの場に縁がある感じだ。
この熊手八幡宮も、かなり不思議な石たちが鎮座していて、メキシコの様でもあり沖縄の様でもあり、かなり好きな場所だった。
自分の記録としても大切なので、写真をたくさんアップしてあります!!!
御嶽の雰囲氣のある空間が鳥居の先に広がっている石神神社。
石造りの祠の中には意味深な丸石が・・・・。
誰かが後から置いたに違いないが、触ることすら憚られる神聖な雰囲氣が漂っている。
いいなあ、この感じ。。。
木々すらもかなり不思議なうねり具合にも見えてくる。
石神神社。
御神体は、かなり風格のある石が鎮座している。一瞬ゾワっとするほど。。。
神殿の後ろの守りをしている様な高良神社には、石の蛙が意味深に見守っているのが、印象的だった。
木の狛犬に氣をとられていたが、ここ熊手八幡宮は弘法大師・空海の産土神社とされている重要な神社なのである。
空海の産土神社と聞かされると、興味津々な境内社が祀られているのも、妙に納得である。
この三角形に開けられている窓が、やけに氣になってしまう。
氣になるスポット多数。。。
この熊手八幡宮が素晴らしいこともあって、急遽、ここで奉納演奏をやらせてもらうことになった。
写真は土取さんが撮ってくれたもの。
師匠が後ろに居るということもあり別の意味で、背筋がシャンとする感覚でもあった。
こちらの外で奉納演奏が終わった後に、禰宜さんだろうか、神社の関係者の方が来て、「中にも入ってみてください。」と声をかけてくれたので、中でもやらせてもらうことに!
神社ということで、拝殿の中には宮太鼓もあり、「わしは、これをやるか!」という声が聞こえてきた・・・・。
という事で、なんとこの熊手八幡宮の拝殿での神楽太鼓と宮太鼓での即興セッション奉納が行われることとなったのだ。
土取さんは、一本のバチで宮太鼓のエンジンをかけるかの如く、ゆったとおおらかな海の様なリズムを叩き始めた。
俺は、その音の中で沖縄の海でいただいた、冒頭で紹介した石笛を鳴らす。
そして、空間を切り裂くように神楽太鼓で突入していく。
マスターは、バチ一本でも関係なく、かなり刺激的な音を入れて来てくれる。舞い上がっているわけでは決してないが、かなりの高揚感と神聖な奉納の感覚が入り乱れる天からのギフトの様な奉納演奏の時間でありました。
俺の神楽のグルーブに、土取さんのこの地元多度津のこの土地の太鼓のグルーブが入り乱れ、ラストは神楽太鼓の収束していく音粒が消え入る瞬間に、間髪入れず土取さんが「カッ!ドゥォォン〜〜〜!!!」と締めくくってくれたのだった。
即興とは、まさにその瞬間を生き切ることだなあと、まさかの奇跡の奉納演奏を通じて強く感じたのだった。
土取さんが、「撮ってやるぞ!」と、狛犬くんと撮ってくれた一枚。
かなりほっとしている感が出ている様な。