あの「浜辺のサヌカイト」の撮影の日から、二度目の満月を迎えた。
誰もが、その渦中にあると言える今,土取さんが起こしたアクションが、生まれ育った自分の故郷で、サヌカイトという現地では多くの方々に親しまれている石を、砂浜で演奏するという事だった。
その話を聞いた時、これは、絶対に関わらせてもらわなければ!!!と思って、押し売りの様に、「手伝わせてくだい!」と申し出たのを鮮明に覚えている。
土取さんの活動は様々な側面を持っているが、古代音楽的には、ある意味現時点での集大成という位置付けになることを確信していたのだ。
仮想現実的に、ネットを介して様々な情報を得ることができるが、実体験としてのリアルな実になる経験は、身体と心が突き動かされない限りできない。
結果的にこの砂浜に、土取さんと三回も通ったことになる。距離にしてみれば一往復で約1,000キロほどは走るので、このプロジェクトのために3,000キロを走破したことになるわけだ。3,000キロというと、北海道の端から鹿児島の端までの距離になるので、まあ、日本列島を縦断してるのと同じという事に、自分でもビックリである。
最近では、この観音寺にかなりの親近感さえ覚え始めている自分にもビックリしているほどだ。
自然の砂浜を裸足で歩き、海の水に入るという当たり前の感覚、そして海の満ち引きの波の音や、鳥のさえずり、風の心地良さや空の様相等々、浜辺には全てがそろっていると言ってもいいかもしれない。
この「浜辺のサヌカイト」〜いのちの海に捧げるレクイエム〜というプロジェクトに関わることができたことは、今後の自分へのギフトだったと思える。
そして、個人的には、遠路はるばる関東から心意気で駆けつけてくれた、小林さんとすぎさんという大切な仲間がいてくれたことも奇跡だった様にも感じるのだ。
どんな形でも繋がりを持つことで、心や氣持ちをその周波数というか、その空氣感へ合わせることができる様にも感じているので、クラウドファンディングという形で、プロジェクトを多くの皆さんが応援してくれていることは、本当に大きな意味があると思えております。
Sound Stone Circleは、かなり個性的なメンバー揃いでしたが、絶妙に良い仕事ができたと思えます。
世界的にも、各個人的にも、大きな変革の時を迎えている様にも感じる昨今、音の神秘の本質に生きる土取利行という音楽家が、これからを生きる者に、一つの道標として記録してくれた奇跡の映像となっていると思います。
クラウドファンディングは本日で終了しますが、応援していただいた皆さんをはじめ、氣にかけてくれた皆んさんに、心より感謝いたします。
最後に、土取さんからのメッセージが以下リンクのブログにありますので、ご一読していただけたらと思います。