高野山から次の目的地「奥飛騨ガーデンホテル焼岳」と、ナビに入力したら「宇陀」という地名が目に飛び込んできた。
宇陀には、以前から何度も行っている「室生龍穴神社の吉祥龍穴」があるのだ。
最初は、奈良のイベントに行った帰り道に、偶然立ち寄ったのだったが、龍穴の上流部も岩盤となっていて、そこを流れる水音が、とにかく幻想的でおそらくあの世とこの世の間に存在する音の世界観というのは、こういうものなんではないか!?と思えるほどだったのだ。
宇陀の室生龍穴神社へ向かう道中は、何か特に濃い氣配を感じる地域だ。この濃さというのは、他の場所でも感じる重要な水がある場所と重なる感覚でもある。
毎回思うが、この地域のトンネルに入るとタイムマシーンの様なイメージが浮かんでくる。
ちょうど空も白んでき始めてきたので、良い感じかと思いきや、龍穴のまわりは未だ暗くギリギリライト無しで歩ける感じだった。
最初に目に飛び込んできたのは、何故かこの切り株だった。朝の暗闇の中で、キノコ類が発光して見えた様だ。
龍穴は、何も変わらずだ。
記憶に無いこんな写真が、何氣に龍穴の雰囲氣を一番良く現しているのも意味深だなあと・・・。
今日の龍穴も、凄まじい雰囲氣に満ちていたが、あの最初に感じた異次元の音の世界観ではなかった。
あれ以降、何度も行ってみてはいるが、あの時の音には未だ出逢えていない。
龍穴を後にして少し走ると、龍穴方面から鱗雲が広がっていたのが、とても印象的だった。
あの時の音に逢いに、また来なければと心に誓ったのでありました。