Dragontone /石坂亥士

神楽太鼓奏者・石坂亥士のブログ

マスターとの稽古

最近、空氣が変わった。

少し前までの湿氣がなくなり、カラッとした空氣と氣持ち良い寒さがやってきた感じだ。

何が嬉しかって、干し柿が順調に出来上がっていくのがありがたい!!!

今年の第二弾となった、畑の渋柿がとても良い感じに仕上がってきている。湿度が多過ぎるとどうしてもカビが発生するので、泡盛を霧吹きで吹きかけてカビを取って、再度干すと復活するのだが、その手間がかかってしまうのだ。

しかし、その様にカビが発生してしまったものは、手をかけていくと複雑な旨味のある美味しい干し柿になるのも面白いもんだった。

昨日は、久しぶりに楽器も天日干しという感じに、小さなマスターと一緒に河原に出かけたのだ。

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この0歳児の大きさからすれば、巨大なジンべや鳴り物類。

「おぅっ!これ良い音してるよな!!!」と言わんばかりに、

身体の全てを使って、楽器に向き合っている姿が、とにかく素晴らしかった。
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そして、マスターは、バラフォンのバチを何やらジーッと見つめていた。
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と思ったら、パクリと口へ・・・・・。
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実はこのジンべ、一般的なものが33cmの口径とすると、かなり大きいサイズで、その口径は38cmもあるのだ。その低音たるや尋常ではなく、震える!!!!という感じなのだ。

マスターは、躊躇する事なく低音が発射されるジンべのレッグ部分へ顔を入れていた。
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凄まじい低音の渦に身を置いて、かなり満足な様子だった。
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この後、「今日の稽古は、このくらいにしておいてやるか!」と言わんばかりに、芝生に突撃していったのだった。

清々しい、昼下がりのひと時となったのでありました。