Dragontone /石坂亥士

神楽太鼓奏者・石坂亥士のブログ

マレーシア事情

氣がつけば明日の飛行機に乗って帰国だ。

来る時の空港では、見慣れない車や飛行機が面白いかった。Scootと言う会社は初めて乗ったのだが、ハードケースに入れた神楽太鼓も、受付カウンターで預けられたのだ!!!

通常は別の場所まで運んで預けていたので、これはありがたかった。

熱帯なのでスコールの洗礼を受けつつ宿泊場所へ向かう。

どことなく建物の雰囲氣がメキシコにも似ている感覚もあり、親近感を覚える。そして、部屋は簡素だが快適でありがたい。

朝は、聴き慣れない鳥の声で目が覚める。興味湧き過ぎて、録音しにそのまま起きると言う流れに。

翌日は、メンバーが集結して、もうアジトでの企てにしか見えないと言う興味深い状況に。

この雰囲氣は、近年ではあまり感じることができないだろうなあ・・・・

そんな逃亡犯的空氣を醸し出しつつ、夜が更けていくのだった。

俺は、一足お先に就寝。

会場は、クアラルンプールにあるMuseum of Asian Art Univerciti Malaya。

「祖先の道」と題されたこの展示、予想外にとても素敵なものだったのだ!!!

貝という生命が終えた後に残った貝殻。それを集めて船という一つの集合体にすることで、新たな生命が宿る様な感覚の作品が宙に浮いているのだ。

夢を見て、そこから得たイマジネーションから作られたという古いお面も展示されていて、かなり深みが増すバランスでの展示になっている。

この鳥の仮面は、中村綾花ちゃん制作のもので、このリアル感は凄いの一言!!!

下の一枚は、ガラスに写り込んだ船とマスクの世界観の不思議さが良い感じで、個人的には、この展示を集約している感じがしている。

この空間の中で音を響かせることができたのは、今後の活動して行く上でかなり意味のあることだったと思えてならない。

今のところ、演奏の時の写真がないので、最後にマレーシア曼陀羅的な写真を載せてひとまずここで締めくくりたい。