この2024年の秋季例大祭が、俺が神楽の保存会の会長になって初めてのお祭りとなる。会長を引き継いで、あっという間に半年が過ぎようとしているわけである。
基本的にやることは変わらないが、もろもろの取りまとめや準備があり、トップに立つというのは、物事が円滑に進んでいく裏方の仕事が増えるという事なんだと感じている今日この頃。
「宵祭り」10月12日(土)17時より、氏子と神楽師が参加して御神事 があり、 17時半過ぎより、「白黒翁三番叟」の奉納となります。その後、夕食を挟んで、19時頃から「子守の舞」の奉納予定。
「本祭り」10月13日(日)10時からの御神事の後、10時40分頃から、「白黒翁三番叟」「猿田彦の舞(道開け)」昼食の後「天岩戸開きの舞」「狐釣り」「稲荷山種蒔の舞」にて終了となります。
写真は、春季例大祭での一コマとなってます。
個人的な見解を言うと、ここの賀茂神社の神楽は、とにかく、宵祭りに尽きるのです!!!
闇に浮かぶ神楽殿が、物凄く幻想的でもあり、なかなか味わうことのできない雰囲氣がありかなりおすすめ!!!!
俺自身が伝統芸能オタクなので言えることですが、これだけのクオリティーの神楽が上演されていて、ここまで人が居ないと言うのは、まず他ではありえない奇跡的なことなんです。
人が来ない事を悲観しているわけではなく、この雰囲氣を大切にしておきたいと勝手に思っているわけで・・・・。
その人が居ない雰囲氣は、おそらく、神様が楽しむ感覚に近いのではないか!?と勝手に思っている次第なのです。
実は、俺が初めてここの神楽を見たのが、宵祭りで、それも「狐釣り」だったのだ。そして、会長となって初めての秋季例大祭の本祭りで「狐釣り」が上演されると言うのも嬉しい限りだ。
さて、今年の秋季例大祭は、どんな神楽時間が流れていくのか、楽しみである。
世の中、かなりすごい所まできている印象を受けつつも、神楽は淡々粛々と上演されていくわけです。