郡上八幡の土取さんの拠点、立光学舎でのスパイラルアームズの合同練習を無事に終えることができた。
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今回の合宿では、満開の金木犀の花たちに迎えられ、部屋にもひと枝飾っていたので、金木犀の良き香りと共に進んでいった。
朝は、日の出との対面から始まり、毎回違う顔を見せてくれ、毎日新鮮な氣持ちで一日が始まるという贅沢な環境もありがたくもあり、日々の生活でもこんな新鮮な感覚を大切にできる様に工夫して楽しんで過ごしたいもんである。
山にかかる雲が、太陽のエネルギーをより一層可視化してくれて、その清々しいエネルギーを毎朝チャージできたのは嬉しかった。
撃鼓(呉鼓)のセッションは、その源流とも言える南インドのティミラも加わって、砂時計型の太鼓の起源へと音の旅をするかの様でもあり、両面から発した皮の振動が、凝縮される形状の中央で融合することで、その音は未知の力を発動するのではないかと思えるのだ。
打法によって違ってくるが、見えない音を創造して楽しみつつ、螺旋を描いたり、直線的に進んだりして中央で音が出合うことで、生まれる力強いエネルギーは、素晴らしいと思うのである。
立光学舎での合同練習は、周りの自然環境も後押ししてくれるのも嬉しい。朝露が降りた可憐な花の宇宙観に束の間引き込まれたり、枯れた植物の造形美に目の保養をさせてもらったり、昆虫の時空を超越した存在観を垣間見るのも楽しい時間だ。
まあ、しかしカメムシが大量に発生していて、その洗礼を何度か受け、今でも思い出すその香りかな・・・・
エネルギッシュな蕾の佇まい。
似ている形状のこのカラバスのシャイカーは、なんとあのナイジェリアの伝説のマスタードラマー、アイアンソラーの使っていたものとのこと!!!
割れてはいても、そのマスターのエネルギーを身体に取り込んでおきたいと、勝手に妄想を膨らます、至福の時間をしばし過ごした。
土取さんの所にある楽器は、博物館級のものばかりで、土取さんの手に渡ってくるまでの経緯は、耳を疑うばかりに超ド級のサクセスストーリーがそれぞれにあって、その話を聞くだけでも、かなりの満足感というか幸福感を共有させてもらえて、驚きの連続だ!!!!
そんな楽器を使わせてもらえるのだから、練習はもう夢の中に居る様でありつつも、リアルなリズム宇宙への旅でもある。
そんな中に混じりつつ、自分のベル類も少し試すこともできて、楽器たちも喜んでいる雰囲氣だ。
3人が、壺を叩きまくる練習動画を土取さんがアップしてあったので、ここで紹介しておきたい。土取利行(ガタム)、石坂亥士(キューバの壺)、竹原幸一(ガタム、モーシン)
遥か銀河の彼方の、螺旋の腕と呼ばれる場所では、無数の星が生成消滅を繰り返しているという。スパイラルアームズは、どんな音を生み出すんだろう。
12月1日は、この3人での初のライブが名古屋にて開催です!!!
確実に面白いものが見れるはず!!!
基本的には、マルチパーカッショニストの土取さん一人で完結してしまう世界なわけだが、そこに、南インドの鼓動と息吹が加わり、無手勝流神楽の響きが融合することで、新たな可能性を追求するスパラルアームズの宇宙が広がって行くのだと思うわけである。
是非、この貴重な機会に名古屋でお会いできるのを楽しみにしております。ライブの詳細は、下記リンクより!!!
スパイラルアームズ名古屋TOKUZO公演:12月1日(日)17時開場18時開演