Dragontone /石坂亥士

神楽太鼓奏者・石坂亥士のブログ

自分という扉の向こうに

今回は、最初に以前のブログの記事から(2005年〜2017年)2017年の立春の日の記事を紹介しておきたい。

2017年2月4日

昨日、ハワイでのふたつの大きな御神事が無事に終わった。

何故、自分がここに居るのか!?よく分からないが、この場に居て神楽太鼓を演奏することになっているのは、現実だということだ。

ひとつは、キラウエア火山の女神ペレに捧げる御神事。

この火山での儀式を司る次世代を担うと言われる、ケヒカさんのご案内で、火山の熱で蒸気が上がる場所で禊をすませてから、現地の方が儀式を行なう場所へ!

日の出に焦点を当てているので、早朝からの準備は、風の影響で異様なまでの寒さだった。

薄暗い時間からだったので、火口付近のマグマの色ご水蒸気を赤く染めて見える。これだけでも、相当にドキドキしてくるのが、大自然への畏敬の念なのかもしれない。

御神事で使う榊などを載せた台を設置しようとしても、強い風の影響でなかなか定まらない。やっと設置できたかと思えば、供物のお塩を盛り付けた皿が落ちて、パリーンッ!と割れてしまった。

この場においては、形あるものは必要ではなく、祈りの根本を大切にしなさい!と言われているような気がしてしまった。

最終的に、神の依り代となる神籬を泰平さんが持つ事になったが、これが、絶妙にはまっていた。

このペレへの儀式では、亡くなる方が何人もいるという、とても強力な荒ぶる神様らしく、なにがどうとは分からないが、謙虚に真摯に行なうしかないないな、と自分に言い聞かせて、この御神事にのぞむことになった。

強風のおかげで、異常な寒さの中で御神事は進行していく。。。

風は、火口方向へ吹いているので、神楽太鼓が、持って行かれる感じだった。なんとか重りをつけて、飛ばされないようにするのが、精一杯だった。そして、何もしていないと、ありえない寒さで、身体の熱が相当奪われた感じだった。

さすがに強力な神様だなあ、という感じもあるが、どこか優しく包み込んでくれている雰囲気もある。

そんな中、始まった御神事。全ては、上手くいく!ということを体現しているように、朝陽が優しく昇り、その場をあたたかく照らしてくれた。

やりきった感じが、とても気持良かった。

しかし、寒かった。

そして、雪の女神ポリアフへ捧げる御神事も、日の出から始まった。どんな場合もそうだろうが、人の家に入る時には、呼び鈴を押して、誰が来たか、用件などを述べる様に、こういった聖地でもそれは同じことなので、挨拶を済ませてから始まる。

第一ポイントの祈りの場では、日の出と共に、このマウナ・ケアを統括してい先住民の方がチャンティングをあげ、ご挨拶を済ませる。

そして、第二のポイント、マウナ・ケアの山頂を拝する祈りの場にて、さらに御神事をして、それから、少し登って、高山病にならない様に、高度に身体を慣らすため、食事をして待機した。

目的地は、マウナ・ケアの山頂手前にある、標高3970mに位置する「ワイアウ湖」。この湖は、アメリカでもっとも高い位置する湖で、ここはかつて太平洋の底に沈んだムー大陸の水が今も沈まずに湖として残っていると言われているほど、太古からの水が今も存在している奇跡の湖とのこと。

この湖畔での御神事は、相当凄いことになった。こういった聖地とされる場所は、清らかな空気に満ちていて、そして、厳しさもあるのだ。

こういう所で出す音は、様々な面において、クリアなものがいい感じだ。自分の思考というのは、一切必要ないので、即興演奏家に向いているんだと思える。

音は、見えない時空と現在を繋げるひとつの要素となり、太鼓の打音ひとつとっても、意味があるんだ!と言わんばかりに、打音が山に当たって跳ね返ってくる音が、神々しい。

そう感じた瞬間に、那須さんの舞が、一気に神懸かり的なモードに突入し、持っていた布を、湖に入れては、天空に捧げるという荒々しい動作を繰り返し始めた。勿論、神楽太鼓の音は、トップギヤで、もの凄い密度の濃いものとなっていた。

最終的には、布を上方へと風が運び、その布がたなびく中、ゆるやかに場が収まっていったのだった。

あまり、現実世界では体験することのできない、祈りや、祭禮の場が存在しているのも事実であり、その場に真剣に立っている方々も、世界中に居るという現実もあるのだなあ、と実体験をもって実感できた。

今回は、「火と水の結い」として、火の女神ペレと雪(水)の女神ポリアフを繋ぐというもので、相反する二つのエネルギーの統合という事になる。これは、女神だけの問題ではなく、自分自身の内面での感情などもしかり、様々な陰陽の統合であり、おそらく、そうすることで起こるであろう、中庸という穏やかなエネルギーを、多くの存在が感じる事で、様々なものが、調和的な方向にシフトしていくのではないだろか。

この御神事が終わってから、ボルケーノの火口近くにあるホテルに宿泊したのだが、象徴的な感じに、マグマが吹き出ている一体を霧が覆って、とてもおおらかな空気に満ちあふれていた。

火の女神ペレを水の女神ポリアフがやさしく包み込んでいたような感じだった。

--- 2017年2月4日のブログ記事ここまで ---

そんなハワイでの御神事をご一緒した礒正仁さんが深く関わる神聖幾何学の展示を見に、先日都内まで行って来たのだったが、その時に久々の再会を喜び合ったのだった!!!

行動するとそこから変化が起こるということの現れとも言えるが、なんと、そこから話が膨らんで3月9日に「自分という扉の向こうに」というイベントが決まったのだ。

それは、同じくハワイの御神事を共に経験した、滝沢泰平さんと礒正仁さんと3人でのイベント。

お二人とも、その道では超有名な方であり、この二人と俺の3人でのイベントというのは、自分としては未知数過ぎて、想像すらしにくいが・・・・

今までであれば、この3人だけでのイベントが行われることはなかったと思うのだ。この今の混沌極める時代だからこそ、実現した奇跡的なトリオなので、かなり興味深い話と必要な響きが生まれるのではないかと思えてならない。

何を何するのかわからないが、ご興味ある方は下記サイトをご覧いただきたい。

個人的には、「自分の扉の向こうに」というタイトルが、とてもしっくり来ていて、とても楽しみで仕方がない!!!

3人の写真からイベントサイトに飛べます!