Dragontone /石坂亥士

神楽太鼓奏者・石坂亥士のブログ

空海さんの消えずの火と共に

瞑想の郷へ入る前夜は、糸魚川の親不知海岸へ。

その時の海の様子によって、海岸は変化していて毎回楽しませてもらっている。今回は、海へ向かう途中に多量の流木エリアがあり、ライトに浮かび上がった姿が、これから行く瞑想の郷の曼荼羅とも重なっていた。

自然現象の中に全てが存在しているんだなあ、と示唆してくれた感じがした。

親不知の道の駅で車中泊した朝は、トイレに行って、とにかく海へ向かう。

道すがら開花前の花が合掌している様で、厳かな氣持ちに。

朝陽と葉っぱの相性が抜群で、自分の目の保養に記録して、波音を録音しに!!!

この海岸は、波が引く時に丸まった石たちがこすり合って響く音が素敵なのだ!!!
ギャング不在の時にしか録音できないので、しばし「ぼーっ」として海を満喫したのも束の間、ものの30分もしないうちに発見されてしまい、水着を着込んだギャング団が現れたのだった。。。。

この巨大な亀に乗って、俺を見つけたらしい・・・

瞑想の郷は、富山県利賀村にあり、この施設を作る時にこの場所をあえて選んだという。

正面に見える山並みが屏風の様に広がっていて、視覚的にも瞑想に向いているということだ。

そんな場所に、様々な至宝が鎮座しているので、それはもう非日常の極みと言っても過言ではないだろう。

曼荼羅もそうだが、仏像も素晴らしくて、その背後にある雰囲氣を味わうだけでも行く価値ありだ!!!

今回は、それにプラスして空海さんの消えずの火と響きの共演なのだ!!!

この凄い仏像の前に一本灯し、仏像を背にして、下の写真の正面の曼荼羅に向かって神楽太鼓を四面の曼荼羅の中心に設置した。空海さんの消えずの火はこの曼荼羅の前にも置くことにして、それぞれ床にも一本ずつ置いて、計4本の蝋燭を灯しての演奏となった。

下の写真は、聴きに来てくれたKazumiさんよりいただいたものをまとめてみた。素敵に切り取ってくれていて、ありがたい!

空間さんの消えずの火と曼荼羅と大銅鑼セットに神楽太鼓。もう儀式としが思えない空間が出来上がったのだった。

最初に日本海の水に入って、その後に空海さんの消えずの火との響演となったのは、とても良い流れだったと思え、火と水でカ・ミとなり、表裏一体の絶妙なバランスとなる様に、楽器構成としても、金属楽器で宇宙空間を旅して、神楽太鼓で大地の鼓動を体感する流れになった。

大銅鑼セットの響きは、低音のメロディーが聴こえてきて、その響きを背景に打音が物語を作っていく感じだ。

実は、閃きのままにメキシコのテポナストレという楽器を、瞑想の郷に持って来ていたのだ。この楽器は、イメージ的には木魚の音に近いかも知れないが、金属楽器の打音よりも、温もりのある木の硬質な響きが、この場所に絶妙にマッチしていて、持ってきて正解だった!

そして、神楽太鼓の響きは、途中で雨が降り始めたので、驚くべき低音で鳴り響いた。

その関係もあってか、途中から太鼓の中心の下の方で、何やら超低音のエネルギーが渦巻く感じに、「ウォォォ〜〜〜ンッ、ウォォォ〜〜〜ンッ、ウォォォ〜〜〜ンッ!」と通奏低音の様に畝り響き始め、今までに感じたことのない重厚で荘厳な響きの中、空海さんの消えずの火に見守られた中、異次元への旅が続いて行ったのだった。

感覚としては、響いた音がまた太鼓の中心に集まってくる感じで、後半部分では、背中に何か強大なエネルギーが「ズンッ!!!」と入った感覚もあり、個人的にかなりあり得ない感覚も体験する事になった。

そして、これはイメージでしかないが、「もっと繊細な音でやってみなさい!」と示唆されたり、ラストシーンは、「わかりやすい様にやってみなさい!」と言われてその様になり、急に神楽太鼓の中心に消えずの火が灯った感覚となり、最後には、その場にいる全員の身体の中心にその火が灯った感覚を持って響きが終わったのだった。

1200年前から灯され続けているという、消えずの火の霊力なのかは分からないが、音に嘘は無いので、確実にいつもと違う響きになったのも事実だ。

群馬からバイクで駆けつけてくれた、友人の小林さんは、翌日が誕生日ということで、消えずの火を移した蝋燭をプレゼント!!!

旅の最終日の夜は、糸魚川の親不知海岸で満月を迎えた!!!

やけに雰囲氣ある月夜だなあと思っていたら、皆既月食も起こっていたんだとか。

数年前からご縁ある空海さん、このタイミングで、空海さんの消えずの火と響演できたことは、とても意味あることだったのかもしれない。

巡り合わせというのは、本当に興味深い。

ご来場いただいた皆さんをはじめ、瞑想の郷の関係者のみんさんに、心より感謝です。