28日、29日と、陶芸家の佐々木さんの田圃の稲刈りに参加することができた。
田植えにも参加して以来のこの田圃。実った稲を見ることができたことが、とても嬉しかった。

3歳と7歳と連れ立って3人で、お邪魔させてもらった。半分以上は終わっていたが、まだまだやることはあったので、それぞれやれることをコツコツと!!!

バインダーというこの機械が大活躍するのだが、この日は、なんだかご機嫌斜めで、紐が絡まってしまう状況に・・・

急遽、人力での稲刈りにシフトすることになったのだが、この時間がとても良かった。
何が良いかって、機械音がしない静かさと、自分が鎌で稲を刈る時の切断音がなんとも風流に聴こえてきて、そこに鳥の声や人の声が自然に聴こえてくる。
とはいえ、さすがに作業的にははかどらない。。。。

ラッキーな事に、稲を縛るロープを新しいものに交換してやり直したら、なんとうまい具合にバインダーが復活してくれたのだ!!!
ちょうど、3時のおやつ休憩となり、めどがつきそうなので無理しないで作業は翌日に持ち越しすることになったのだった。

翌日、田圃に着いた時には、浩章さんが復活したバインダーで稲刈りは終わっていた。
「30分位で終わっちゃったよぉぉぉー!」という事で、ハザ掛けの準備をすることに。
この作業、見るのとやるのは大違いで、物事の真理が凝縮している様に感じる。

長いハザ掛け棒を二本連結して使ったのだが、両端と真ん中に三本の丸太で受ける。そして、長い棒の真ん中に二本の丸太で受けを入れていく。この時に重要な事があり、それは横に渡した長い棒を待ち上げないという事なのだと言う。
上手いこと持ち上げずに、一応少し横と受けの丸太が当たる程度で差し込んでいく。
去年やった時は、今ひとつコツがつかめず、自分の感覚に腑に落ちなかったが、今年は、不思議に良い感じに収まり、上手いこと行ったと言う実感があり、自分としてはかなり大きな成果があったのだ!!!
緩みのある部分が大切で、その緩みがあるからこそ稲の重さによって上手いこと安定すると言う事らしいのである。
全てに通ずる、天然木ハザ掛け!!!
やけに清々しい氣持ちで、天日干しの稲を見れたのでありました。

今回、不具合があった事でまじまじとバインダーという機械を観察したのだが、本当に良くできているもんである。

刈り取った稲が縛られていくというのは、当たり前なのだろうが凄い機能だ!!!






やっぱり小さい系の花や植物をアップで見るのは楽しいもんである。

収穫した稲穂のお裾分けをいただき、これで年末の注連縄を作ろうかと!!!