Dragontone /石坂亥士

神楽太鼓奏者・石坂亥士のブログ

FULL METAL 完結!!!

初めての金属楽器だけでのライブとなる「FULL METAL」。

東日本大震災の前は使っていたのだが、それ以降は使っていなかったので、本当に十数年ぶりだった。掃き掃除から始めたが、物凄い量の砂埃で、掃除機まで使ってかなり念入りに綺麗にしてみてびっくり!!!砂埃は4キロ近くあった。。。

結果的に、塩蔵の年末大掃除となって、塩蔵としてはかなり満足しているのではないかと思える。

そして、とにかく吊り込み作業がメインとなった!!!

餅は餅屋という事で、経験豊富なスタッフ陣が、テキパキと作業を進めてくれる。

ひとつ目の一番重たいゴングの位置が決まると、自ずと他の配置も定まってくる。

無機質だった会場が、だんだんと自分たちのイメージする空間に変貌していくこの時間は、とても興味深くもあり、何かエネルギーが渦を巻いて場が整っていく感覚だ。

そして、上手いこと収まった今回の配置。

FULL METALと名付けてくれたのは、吊り込み作業を中心でやってくれた高橋さん!

今回のFULL METAL的依代も彼の作品だ。廃材を彼のセンスで組み合わせて象徴的な物体を出現させてくれた。意味がありそうで意味もない様で、飾り氣の無いアートの源流的な無骨で独特な世界観が個人的に好きなのだ。

ポイントは、自分の演奏とも似ている、バランスと遊び心なのかもしれない。

中心には、チベット系のゴングが吊られて、場を引き締めてくれている。

張り巡らされたロープが、照明の効果と相まってかなり意味深に見える。

このバリの巨大ゴングを胸の高さまで上げて響きが干渉するよ様にセットした効果で、凄まじい共振が生まれた!!!

現地で正面を向き合わせて配置して演奏しているのは、この効果を発動させるために他ならないのだろう。大きさが少し違うので、その振動の差がなんとも言えないバイブレーションを引き起こすということなのだろう。

真ん中には、タイのゴング配置した事で、かなりアクセントになり、この3個のゴングセットで、更なる可能性を感じたのでありました。

もう一つのセットは、いつものゴングにPAISTEのでべそゴングと銅鼓だ。やはり「む漢」と書かれたゴングの響きは素晴らしかった!!!

このゴングは本当に名器で、そんな楽器は鏡の様でもあり、自分の実力次第でどこまでも響きを紡ぎ出すことができるのだと思える唸りの様な響きを体感することができた。

FULL METALソロライブと題して開催したが、蓋を開けてみれば、なんと四人もいたという・・・・。

石川県から、フルートの上野 賢治さんが、仲間のひみさんを引き連れてやって来て、地元群馬の渋川からは音叉のTAKE-Kさんが仙人の様に不動の存在感だった。

とはいえ、基本的にはゴングの宇宙の中で、それぞれの星々が煌めきを放っていた音響空間だったと思え、2025年の締めくくりのライブとして、最高の混沌と超振動の場が出現したことに感謝であります。

本番の時は、音優先で配置をしていったので、音は聴こえていても結果的に何も見ることができなかったのだった・・・

凄まじいフルートの音がしてたなあ、と思ったらこんな感じにかなり激しくやっていたんだなあと、写真で確認できてありがたい。

俺は、それほどアクションしないので、静と動の対比も面白かったのかもしれないと思いつつ、これから音源の編集をしつつ当日の様子を音で振りかえってみたいと思っております。

FULL METALにご参加いただいた全ての皆さん、どうもありがとうございました!!!

FULL METALの可能性を更に探っていきたいと思っております。

Performance photo:Takeshi Ishizka,Madoka Nakada,Izumi Ishizaka,