Dragontone /石坂亥士

神楽太鼓奏者・石坂亥士のブログ

祝・Uooo Kyoto 開店

15日は、京都へ!!!

以前から行ってみたかった、護王神社の猪狛犬に挨拶に行って来たのである。

この存在を知ったのは、京都出身の高校のひとつ下の学年の子が、俺の狛犬好きを知って、教えてくれたのだ。

今年は亥年ということもあり、良いタイミングでお参りできたのが嬉しい!!!

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そして、Uooo Kyotoの開店祝い!

実は、このために京都に来たのである。

始まりは、景気付けに神楽太鼓をお店の前で鳴らし始め、そこに俊介さんの笛が入り、目出度い象徴でもある、獅子舞が登場!!!
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とても良い感じの開店祝いとなりました。

やっぱり、獅子舞はお祝いにもってこいのんだなぁ。

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夕方からのお祝いの会では、最初に加藤木さんの鶏舞が!!!

この鶏舞は、青森の南部の方の芸能だそうで、リズムは淡々としていても、地の底から立ち上がる様な低音の太鼓の響きが、ある種呪術的でもあり、この舞の本来持つ意味は、とても大切な役割だったのではないかと思えてしまった。

そんな舞に、KNOBさんの石笛とディジュリドゥが絶妙にマッチして、新たな芸能が生まれたような不思議な感覚を覚えた。

日本の芸能の根底には、祈りがあり、その地域の無病息災、家内安全、五穀豊穣、鎮魂など、地域や、その地の人々がより良い状態になるように、願って行われる。

そして、青森の芸能は、素朴な一面もあるが、本質は相当深い部分へと繋がるものが多いと感じる。

ディジュリドゥもまた、オーストラリアのアボリジニの方々の儀式ツールでもある。楽器的に使う方がほとんどだと思う。

しかし、KNOBさんは、そんなアボリジニの方々と同じ感覚でディジュリドゥに対峙しているので、この鶏舞とディジュリドゥの音像が創り出す空間は、ある種異次元的でもあり、物凄い完成度があった。

新しい芸能のカタチが生まれていく時とは、こんな感覚なのかもしれないとも思えたほどだった。

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実は今回、サラッとストリート系で!という話があり、その後ジンベを担いで登場したのだったが、あの空間の後に登場するのは、久々にやりにくい空気というのを感じつつも、それも経験ということで、勝手に盛り上げていったのだった。

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鳥舞とジンベの写真は、KNOBさんの投稿より拝借。撮影:Akiko Hotta

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後から出てきた魂宮時くんも、「やりずらい現場でしたー。。。」と。

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山あり谷あり獅子舞あり!で、最終的には、とても盛り上がり、良い会となったのでした。
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うさとの新しいお店、Uooo Kyotoの開店、おめでとうございます!!!

 

詳細は、こちらのサイトにて!

https://usaato.com/

 

 

七夕は、三夜沢の赤城神社へ

先日の七夕の日は、久しぶりに赤城神社へ行って来た。

雨は少ないが、梅雨の時期なので、苔類が生き生きして、緑に発光しているようだった。

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この緑感は、ついつい目を奪われてしまう。。。
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カラッと晴れていなくても、境内は清々しく荘厳な雰囲気で気持ちいい。

今回は、急遽帰国したバリ在住のちえちゃんと小林さんと一緒に行ったのだったが、実は、このメンバーの共通点、グンタを持っている事なのだ!!!

実は、そんなグンタミーティングの時間と相成ったわけである。

大小のグンタを縄で結んで、修験者の如き小林さん。杉林に分け入って、グンタの音色を響き渡らせておりました。

俺のも入れると、総数6個のグンタが、赤城神社の杉林に鳴り響いていた。

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ある種の異空間が出現していた様な・・・

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そして、以前から知っている根元に穴の空いた杉の木である。

みんなの共通の友人が、この穴を写真に撮ったら、なんと青い煙が出ていたんだとか!!!

この穴、雷が木のてっぺんに落ちて、内部を走った稲妻によってできたらしく、中は焦げている。

以前から、尋常な雰囲気ではないなぁ、と思っていたのだが、これで納得してしまったのだった。

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画像を反転加工してみると、何やらゲートの様にも見えてくるのが興味深い。
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その夜のサンガムでの七夕ライブは、そんなゲートを通過して来たような音の世界が出現した。

以前から、良いタイミングでセッションしている大澤和樹くんとの響きは、お互いが大切に育ててきている音や響き、そしてグルーブ感が融合して、今までよりもディープな世界観のセッションへの扉が開いた感じがした。

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そして、今後ディープでアンビエントな、ゆったりした音でのセッションの機会を作りたいね!という話が盛り上がったのでした。

 

民族楽器ワークショップ!!!

地元群馬では、アーツ前橋のコーディネートで行われたのが一回ある程度だが、都内では、わりと頻繁に港区や豊島区などを中心に、芸術家と子どもたちがコーディネートするワークショップが、保育園や幼稚園で行われている。

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今日は、毎年呼ばれる幼稚園でのワークショップだった。

大使館などが多く立ち並ぶ地域なだけに、外国籍の子どもも多いのだが、ほぼしゃべらないでの約1時間のワークショップなので、日本語ができようとできまいと関係ないのである。導入から終わりまで、完全即興の1時間は、場の空気の変化していく様が、いつも本当に面白いなあと思う。
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危険なことさえしなければ、子どもたちのやりたいようにしてもらうのだ。

やりたいくない子は、絵本を読んでいてもいいし、無理して参加しなくてよしとしている。

有機的な民族楽器は、ある種どこかに導いてくれていると、いつも思えてしまう。

結果ありきではなく、体験することが大切なワークショップだと言えるのだ。

自由な感覚や楽しさ、音と響きの空間を共有することで、「素敵な感覚」のスイッチがオンになる様に思うのである。

 

そんな子どもたちの楽しい感覚の世界が、続いていける世の中であってほしいと心から思うのである。

 

個人的には、アーティストは、あまり政治的なことに関わらない方がいいと思うが、自分としては、嘘つきな大人がはびこる様な世の中になってほしくないと思う。

嘘つきが、日本の中枢にいるのは、子どもたちにとっても、迷惑千万かと。

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やってること逆なので、ポスターは、裏読みするべきだな!!!

2014年・最初のバリツアーの記録記事

蓮の花が咲く時期となっているわけだが。今度の日曜は、七夕であり、そしてライブでもある。

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ライブの詳細は、以下ブログより!

http://dragontone.hatenablog.com/entry/2019/07/01/191522

 

今回のライブを行うきっかけとなったのは、バリツアーを企画してくれている、バリ在住のちえこさんが、一時帰国するということだった。

そんなことで、初めてのバリツアーの記事を、今はネットの世界には存在しない、昔のDragontoneのブログ記事から紹介してみようかと思う。

 

ーーーこれより2014年7月の投稿ーーー

 

バリツアーに出発かぁ!!!と思ったら、もう日本に帰って来てしまった。

事の始まりは、俺のライブを都内で企画してくれた、じゅんこさんが、バリに仕事に行った時に、バリ在住のちえこさんにその動画を見せた事が、今回のツアーのきっかけだった。

それから、半年、様々な困難を乗り越え、バリツアーが実現の運びとなったのだ。お二人には、心から感謝であります。

精霊の住む島バリ島。その中でも今回は、コーディネートをしてくれた、ちえこさんが、アグン山の奉納から始めるという行程を決めてくれた。

それほど名前が知れているわけではないが、日本から神楽太鼓の演奏家が来るという話は、それなりに伝わっていたらしく、露出度の高いイベントなどへの勧誘もあったというが、ありがたい事に、ちえこさんは、アグン山の奉納から始める事にこだわってくれたのだ!

6月が、もの凄く多忙だったので、気がついたら、バリに居た!

という具合で、当初心配されていた太鼓にクレームをつけられるかも?という大きなドラムのハードケースを持ってのインドネシア入国も、なんの不信感も持たれずに、スーっと通過する事ができて、幸先の良いスタートとなった。

デンパサールの空港に着いて、そこからアグン山方面へと約2時間ほどの移動。

 

都市部から田舎の風景へと変わっていく。到着時は暗かったので、よく分からなかったが、宿泊した場所は、緑に囲まれた素晴らしい場所だった。

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翌朝起きると、朝陽に照らされる緑の植物たちは、キラキラと輝いている。これは、最初の挨拶をしなくては!と、すぐ前あった唐辛子畑にソルフェジオガンクを持ち込んで音を出してみる。音の伸びもなかなかで、気持ちよい音をしばし満喫する。

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そんな感じに、バリ島での初めての朝は、唐辛子畑から始まったのだった。

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バリ島においては、アグン山が聖なる場所とされ、それぞれの地域において、アグン山の方向に向かって祈りを捧げるほどなのだという話。

簡単に言うと、バリ島最強の神様に挨拶をしに行く!という事なんだと理解していた次第。

最初に、ブサキ寺院に拝礼に行き、挨拶を済ませ、その後、夕方にアグン山のさらに上へと向かい、雲の中に居るかの様な寺院にて、神楽太鼓、ソルフェジオガンク、ベル類に魂を入れる儀式を行ってもらい、それから奉納演奏をしたのだったが。。。

アグン山へと向かう道中は、雨が落ちてきていて、なんとも微妙な雰囲気。しかし、遠くに太陽の光が照らす場所が見える。

どうやら、そこが目的地だったようで、良い兆しである。

劇的というのは、こういう事か!という位、ジャストなタイミングで、現地に着いたら雨は上がっている。

当初の予定では、入り口辺りでの奉納演奏というはずが、再深部の実際に僧侶の方達が祈りを捧げる場所で奉納演奏をさせていただける事になった。

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非常に良い流れが始まっている事を、その場の全員が分かるくらい、劇的な展開である。

バリの僧侶は日本で言うところの鐘を使う。柄が付いているベルである。チベタンベルの音の密度を極度に上げて、とてもクリアーな音を出す感じである。鐘の重量も実際とても重い。

その分、遠鳴りする感じと、輪郭がしっかりした音がでるのだと思う。非常に興味深い音を響かせていた。そして、その鐘で、ななんとなんと、リズムを取りつつ、祈りのマントラの様なものを唱えるのである。

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なんでも当てはまるかと思うが、第一印象で決まる事が多い!この僧侶さんの鐘の第一音に、「ガツン!」とやられ、続けざまにそのリズムにやられ、やられっぱなしの、魂入れの儀式となった。

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その鐘のリズムと響きは、持続的に螺旋を描きつつ倍音をコントロールして、会場を満たしていく。そんな感じに、神楽太鼓やソルフェジオガンク、ベル類に、バリの神々を勧請し、魂入れの儀式が粛々と行われていいく。

ヤバすぎるほどに神聖な空気が漂い、湿度の高い会場は、精霊がそこかしこに居る雰囲気である。

バリでは、お清めの聖水を何にでもかけるらしく。神楽太鼓も例外なく、容赦なく聖水がかけられていく。

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内心、「今日は太鼓は鳴らないな・・・・。」と、音の響きは難しいかな?と思ってしまったのだが、いざ奉納演奏を始めてみると、予想よりも鳴るではないか!!!

これには、本当に驚かされたし、鳴らない中での演奏というものを体験した事で、祈りの本質というものに、近づいた瞬間だった気がする。

バリ島で、神楽太鼓を演奏する事が許された気がした、奉納演奏だった。

本日のSpiral Grooveは、6月の即興セッションを紹介!!!

今年も、上半期が終わり、7月へと突入しているのだが、ここに来て保育園で書く領収書や、有鄰館で書く使用報告に、「令和元年」の文字が唐突に表記されていて、慣れないもんである。

そして、今年もありがたいことに、いろいろな場所や状況での演奏があり、6月はヨーヨッパツアーまで行ってきたわけだ。

そんな中で、6月1日に行われたUsatozaの最初の公演、イギリスのプリマスでの音源のダイジェストから始まる予定。

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そして、6月23日に奈良県の明日香、画廊飛鳥での即興セッションの音源を紹介したい。渡会光晴くんとのDUOは、臨場感たっぷりに全編放送しようかと思っている。

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本日、21時よりの生放送、FM桐生Spiral Groove[提供/伊東屋珈琲]

以下のリンクより専用アプリでの試聴可能です。

ご興味ある方は、是非!!!

再放送は、日曜日の21時〜!!!

fmplapla.com

 

 

螺旋のグルーブ 〜Rhythmの宇宙〜 動画ダイジェスト

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6月20日に、本所地域プラザBIG SHIPでのソロライブは、あまりないスタイルだった。

途中で楽器のことなど、紹介したりしてみたのだった。

 

個人的には、あまり違和感もないのだが、最近は演奏のみの機会が多かったので、スタッフ的視点では、しゃべってる映像もなかなか貴重らしく、編集されてアップされておりました。

 

ちょうど、演奏家として面白くなってきた時ではあるのだが、それほど有名でもないのに、こういった記録映像を作ってもらえるのは、とても幸せなことだと思うのであります。

撮影/編集:中田 円

youtu.be

 

即興の祝祭となった「夏越の大祓」

5メートル40センチの和紙の存在感は、半端じゃなかった!!!

照明の円くんが、灯りを作り込んでいくと、和紙は呼吸を始めるかの如く、命が吹き込まれる感覚だった。

そんな、和紙と灯りと音のコラボレーションとなった「夏越の大祓」。

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カメラマンの石原ミチさん撮影の写真が、その場の空気を切り取ってくれているので、大量ににアップしておこうかと!!!

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暗転の中、クリスタルボウルの釜鳴のような唸り音が空間を作る中、そこに篳篥の柔らかな息吹が入り込んでくる。とても良いシーンだった。

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そして、大銅鑼と篳篥の相性も、予想通り抜群だった!!!

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久々に使う陶撃鼓は、皮の状態が良く、気持ち良く鳴ること鳴ること。

雅楽篳篥の古の音色に対抗して、伎楽で使われていたとう撃鼓をモチーフに自分で粘土で作った陶撃鼓を合わせてみたかったのだ。
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カメラマンの腕もさることながら、何故か良い演奏の時は、写りも良いのである。

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山がいくつかあって、本当に楽しいセッションだった。

ちょうど、二人の呼吸が収束していくタイミングが合ってしまった瞬間があったのだが、そこで終わっては、つまらないので、あらためてそこから次のシーンへと始まっていった。

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今回は、とにかく湿度が高くて、ここまで高いのは初めてかもしれない、という状況だった。

しかし、最後の神楽太鼓は、明るい響きで鳴り響き、一気にラストへ!!!

そして、ズバッと、音を締めた瞬間、仁美さんは、舞を始めたのだ!!!

楽しすぎる即興感覚の共有。

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ラストは、最初のシーンと同じく、クリスタルボウルの螺旋に唸る音を背景に、篳篥のゆったりした音色が会場に満ちていったのだった。

素晴らしき、即興感覚の祝祭的「夏越の大祓」となったと思います。

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ご来場いただいたみなさんをはじめ、中村仁美さん、常葉工房の青木さん、協賛していただいた伊東屋珈琲さん、岡崎酒店さん、あめつち舎さん、居酒屋おち。さん、スタッフのみんな、どうもありがとうございました!!!

 

今年も、上半期の締めが無事にできて、これから下半期が始まっていくんだなあ。と実感した7月1日でありました。