Dragontone /石坂亥士

神楽太鼓奏者・石坂亥士のブログ

2023-01-01から1年間の記事一覧

神楽の始まりの予感

2023年の最後の投稿は、11月11日に奥能登で行われた、火入れ式の御神事で奉納した、これから始まっていく新たな神楽のカタチを記録した映像にしたいと思う。 これより、大切に育てていきたい神楽の炎が灯された様にも感じられ、この奉納に関わらせていただき…

2023年を振り返って、立春大吉2024へ!!!

今年は、天候的にも活動的にも先の読めない流れが続いたが、その中でもかなり重要な時間を過ごす事ができたのは、とてもありがたいと思っている。 自分の活動の基準にしているのが、この立春大吉ソロライブなのだ!!! 2023年は、前日の節分の日にはUsaato …

昼間の隅田川を観察する

12月24日は、本所へ向かっていた。浅草方面から、着ぐるみを着てゴーカートに乗った一団が、何やら誇らしげに楽しそうに通り過ぎて行くのを見て、「そうか、クリスマスだったか!」と思い出した。 実は、来年の立春大吉ソロライブを都内でもやる事にしたのだ…

冬至と冬至明けのこと

今年は、自分のドキュメンタリー的に振り返ってみると、大小の舞台から重要な仕事としても、かなり濃厚なシーンが多々思い出される。そんな状況も、自分の中では静かに時が流れて行ってくれているのは、とてもありがたいと思える。 季節の節目は、やはり大切…

冬至を経過した日に

砂丘から自分が氣に入った砂つぶを一粒見つける様な、奇跡的な出会いが昨年から続いている!!!! それが、香川大介その人なのである。 そんな香川くんと、急遽冬至を経過した23日に、インスタライブをやってみることになった。 彼とのセッションは、継続し…

神楽ノ記憶〜音曼陀羅〜

12月10日に開催した、巨木ノ時空ー神楽ノ記憶ーは、今年一年の活動を集約したものになった。 通常のライブの時は、音源をそのままライブと同じく編集しているのだが、今回は、サウンドコラージュしてみたところ、より出したかった世界観が出現してきたので、…

日々その瞬間を楽しむ

前を走るトラックが、動く盆栽の様に見えて記録としてパチリと。 通常見る事がない上の方向から見る樹形が、とても素敵に見えて、トラックまで素敵に見えてくる始末だった・・・。 楓の様で、枯れた紅葉の葉と種が走り去るトラックから流れ飛んでくるのが、…

野菜の成長を観察する

それなりに、良いバランスで成長を続ける野菜たち。雑草との共存も上手いこと話がついている感じさえする。 今年は、暑さに翻弄された感じは否めないが、遅く種を蒔いた分、収穫も遅くなるのは当たり前のことだと思いつつも、そろそろ大根を収穫してたくあん…

神楽ノ記憶を記憶する!!!

通常の俺の活動は、音の世界を追求することだ。視覚的なイメージも自分の中にあることは間違いないが、それをあえて視覚的に表現することはしていない。 西原直紀くんの巨木の写真を投影して行うのは、今回で三度目となるわけだ。 何がいいかというと、お互…

巨木ノ時空終演報告

ひとまずは、年内ラストとなった本地域プラザBIGSHIPでの公演「巨木ノ時空」を無事に終えることができたことに感謝したい。 氣持ち良いスタッフ陣が集まって、舞台を創れることは、本当にありがたい。昼食へ行く時に撮った一枚だが、彼らの後ろ姿は何故か同…

ゑびす太鼓2023

えびす講の桐生西宮神社は、群馬の延喜式内社の一つに数えられる美和神社の境内社だ。 その神楽殿での奉納演奏が「ゑびす太鼓」なのである。 2001年から始まったこの奉納演奏は、神楽太鼓の即興演奏が伝統行事になった稀な例になるかもしれない。 単発での奉…

神楽ノ記憶

11月は、とにかく動いた。四国での空海生誕1250年の公演では、空間の力も手伝ってある意味時空を旅した様な感覚を味わってきた。 その後の流れも凄まじかった。殿元健照という人の祈りから発せられる無限の音魂との共演・饗宴は、自分のやっていることを鏡に…

師走の初日は、民族打楽器ワークショップ!!!

スーツケースを開けると、何やら楽しそうな鳴り物たちが、所狭しと顔をのぞかせる。 色々と試してみたが、このLoweproのスーツケースに落ち着いている。カメラやその機材を入れる事を考えて作られているので、こういったそれなりに重量がある楽器を入れるに…

流れのままに

11月5日に、香川県多度津町の空海ゆかりの屏風ケ浦海岸寺で開催された、空海の生誕1250年を祝っての特別公演「三教指帰」は、かなりの濃密な内容となった。 土取さんがプロデューサーとして、一年前から準備を進めてこの日を迎えたわけなので、かなりの深い…

畑忘却録:2023年の秋蒔きは、雑草との共存がテーマか!?

3シーズン目に突入した不耕起栽培の畑は、夏野菜のできなさ加減とは対照的に、良い感じでありがたい。 こぼれ種の大根が、やけに元氣だ。 昨年までの、無計画なばら蒔きをやめて、点蒔きと筋蒔き蒔きを併用しているのも功を奏しているいるのかもしれない。 …

ゑびす太鼓2023

11月は、半月巡業に出ており、明日11月20日のゑびす太鼓の奉納演奏で、やっとひと段落する。 香川県の多度津町海岸寺での「三教指帰」特別公演から始まり、広島、富山、奥能登、熱海と様々な場所での奉納演奏や祝奏の記憶は、自分の細胞に刻まれている感じが…

神楽の始まりを記憶する

今回の旅の最終目的地である奥能登。ここで新たな神楽の火種が確実に灯された。 昨年の11月に、三輪福さんと共に参加させていただいた、ノトハハソ製炭工場火入れ式の御神事は、その厳かな空氣感と奇跡的な空間での出来事と相まって記憶の中に強く残っている…

郡上八幡経由で多度津海岸寺の「三教指帰」特別公演へ!!!

急遽、10月の最終日は、郡上八幡へ向かって出発していた。当初の予定だと11月2日に出る心づもりだったので、自分の中で、二日間という時間が無くなった感覚でもあった。 予定を調整して、なんとか出発にこぎつけたのだったが、こういう時は、何か試されてい…

轟く雷鳴

今朝は、あり得ない重低音で跳び起きた!!! やけに不穏な雰囲l氣だったので、「これはもしや!!!???」 と思って、外に出ると少し遠くで轟く雷鳴と共に、ポツポツと雨粒も落ちて来ていた。 昨夜は、夜に帰って来て、干し柿の状態がかなり良かったので…

乗り物

先日、サクシードの車検だったのだが、エンジンがかからないという・・・・。 バッテリーかと思っていろいろとやってみたが、どうやらセルモータの不具合らしく、JAFに出動をお願いしたのだった。 適度に古い車に乗っているので、JAFにはかなりお世話になっ…

今年の秋蒔きを観察する

自分の性格に合うのと、秋蒔きは上手くいくので、今季も耕さないでいくことにした。ばら撒きと筋蒔き、そして点蒔きを併用してやってみることにしたのだ。 野沢菜は、筋蒔きにしたが、それなりに芽が出てきて良い感じだ。 トマトをそのままにしておいたら、…

師走を彩る 〜 神楽ノ記憶 〜

10代の頃は、ひとつのことを長く続ける事が苦手だと思っていた。しかし50代になってみると、ひとつのことをやり通している自分が居たことに驚かされる。 自分の場合は、「これは絶対にやらないだろう!!!」とか「選ばないだろう!!!」という事を、逆…

神楽の宇宙観を体感する!!!

氣かつけば、どうやら俺は神楽師となって30年目に突入しているようだ。地元にこれだけ素晴らしい神楽が残っていて、そこに参加できることができたのは、本当にありがたい限りだと思う。 当時は、かなり狭き門だった神楽だったが、神楽師の会長さんが、俺の…

神楽の日、友遠方より来タル

嬉しい悲鳴!!!という言葉がピッタリな状況の昨夜。 それは、渋柿が予想外に大量に手に入っていたのだ・・・・ 宵祭りの前夜祭とばかりに、夜中の柿仕事に冒頭したのだった。 朝起きると、柿の表面が少し乾燥した様子が美しく目に映る。 iphone11proを使っ…

祝・10月10日!!!

今日は今年の2月にこの世を去られた、大野朝行さんの誕生日でもあった。なんと虹まで出たという、なんとも祝福に満ちている。 おそらく達人という存在は、肉体を離れても達人なんだろうと思えてならない。 そんな大野さんの誕生日に、何かお祝いしたよね!…

特別公演!!!空海作・三教指帰

空海生誕1250年の節目に、こんな公演に関われることは、演奏家冥利に尽きると思える。 マスターたちの特別公演「空海作・三教指帰」の第一部の祝奏の最初に神楽太鼓を演奏することになりそうのである。 取り急ぎ、公演情報をアップしておきたい!!! 少しで…

10月10日という日に

今日現在で2023年に入っての一番の大仕事は、大野朝行さんのアルバム「アマココロ」の音源制作だったと言えるだろう。 詳しくは下記の以前の記事に書いているので、ここでは控えさせていただきたい。 dragontone.hatenablog.com 大学の時の英語の先生が、「…

千葉方面へ行くことに

9月末のとある日、仲良くしているパン屋さん「風の杜」の店主さんのお誘いで、千葉方面へ出かけることになった。なんでも素敵なカフェで、友人が個展をしているということなのだ。 誘われた時、その日の予定が空いていて、不思議と何故か行かねばならないと…

笙とイギル - 長くやわらかい -

昨日は、8月のライブに来てくれた、笙の演奏家・音無くんのライブに行って来た。 BRÜCKEというカフェで、20名限定で開催される、アンビエントセットだ。 上の画像は、イベントページにあったイメージ画像だが、とても良い雰囲氣で、行く前からかなりの好感…

自然からの教え

津軽最大の秋祭りである「お山参詣」は、霊峰岩木山へ秋の実りの感謝や自身の厄除けとして、旧暦の8月1日の朔月の御来光を岩木山山頂にて拝するという信仰の祭禮である。 この写真は、10年以上前に御来光を拝した時の岩木山山頂でのものだ。 20代はじめ…