Dragontone /石坂亥士

神楽太鼓奏者・石坂亥士のブログ

神楽ノ記憶

11月は、とにかく動いた。四国での空海生誕1250年の公演では、空間の力も手伝ってある意味時空を旅した様な感覚を味わってきた。

その後の流れも凄まじかった。殿元健照という人の祈りから発せられる無限の音魂との共演・饗宴は、自分のやっていることを鏡に映してくれるようでもあり、現時点でできる最大限の音を抽出することができたと思えてならない。

そして、その後の奥能登での三輪福さんと一緒に関わらせてもらった、新たな神楽の始まりでは、三輪福さんという類稀なる舞手から芸能の根源的な見えないバトンが、確実に次の世代に受け渡された目撃者となった。

その中で神楽の音を紡ぎ出すことがてきたのは、自分にとって、かなり大きな出来事だったと言えるのだ。

そして、地元に戻っての11月20日は、2001年から続いている、えびす講での奉納演奏「ゑびす太鼓」だった。神楽太鼓の即興演奏が伝統的に継続している稀なケースとなっているわけだが、今年は、全てのバランスが絶妙に良くて、芸能の神様の采配だったと思えるほどだったのだ。

そんな11月に体験した一連の流れが、今年ラストの公演で結実する予感がしているのである。

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様々な神楽の世界を経験しつつ、神楽への敬意が根底にあるわけで、神楽と銘打つことは、自分にとってはかなりハードルを上げる事になるのだ。

表層的ではない神楽の持っている世界観へ、少しでも近づきたいのである。

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◎巨木ノ時空 〜神楽ノ記憶〜

2023年12月10日(日)

開場 15:30 開演 16:00

チケット(会場参加) 4,000円(中学生以下無料・乳幼児可)

チケット. (配信参加) 2,000円(年内はアーカイブ視聴可能)

チケット予約は、下記リンクもしくはメールにて!!!

Peatix予約

ishizakagaishi@gmail.com

www.cp-bigship.net

 

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dragontone.hatenablog.com