Dragontone /石坂亥士

神楽太鼓奏者・石坂亥士のブログ

サヌカイトという石と音

19日は、高松サンポートホールでの公演のため、出演者スタッフ一同が高松に集結!!!

となると、やはり昼はうどんとなるのは当然ということで、ホテル近くにある「ちくせい」なる老舗うどん屋さんへ。

ここが、また美味しかった。自分でうどん玉をお湯で温めるのも楽しい。揚げ卵が有名らしくお昼には無くなってしまうという。

うどんで繋がる、「異響同塵」サヌカイト×チェロの世界。

京都公演では少し時間がかかったが、台は準備できているので、わりと早く準備が整っていった。

石たちの雰囲氣がなんとなく違う印象。。。。

京都公演で、石が眠りから覚めたのか、かなりやる氣満々な空氣が漂っていた。

照明の効果はかなりのもので、空氣の密度が見える様でもあった。

そして、水の流れの様でもあり。。。

そんな中で海岸寺空海太子堂修復チャリティー高松公演は、エリックさんのソロから始まった。

チェロの演奏で、ここまで引き込まれたことがないと断言できるほどに、彼の奏でるチェロの響きは心まで浸透してくるもので、驚愕のチェロ体験となった。

土取さんのサヌカイトソロは、まさに「古代石サヌカイトの神韻」の如きだった。京都公演で久々の響きに目覚めたサヌカイトたちが、響きの祝宴を開催していた様に、土取さんの神業の様なバチさばきからくる何層にも重なる音率と倍音とグルーヴは、一氣に「無」の空間を出現させたほどだった。とにかく凄まじいものを目撃というか体験してしまったという印象でしかなかった。

土取さん、エリックさん、松田美緒さんトリオでのアンコールも本当に素敵だった。

おそらく今の世の中において、ここまでクオリティの高い公演には、まずお目にかかれないだろう。

そんな公演に裏方としてでも関われたことは、とても豊かなことだと思える。

個人的には、群馬から全ての道程を一緒に楽しみつつも力を貸してくれた小林さんの存在がとても大きく、今回の公演の一つの原動力となっていたのも事実だ。

最終日は、海岸寺太子堂でのエリックさんのバッハ・無伴奏チェロ組曲の奉納演奏も素晴らしいものだった。全ての場所に置いて、彼が響かせるチェロの音は、心の奥底まで浸透してくる。

奉納演奏後、海岸寺の御住職に一子相伝で伝わる、空海直伝とされる病氣封じの秘術を、関係者に施してくれ、一同海岸寺の奥深さに触れたのでありました。

 

今回のサヌカイトプロジェクトに、ご来場いただいた皆さんをはじめ、出演者、スタッフ関係者の皆さんに心より感謝いたします。