それなりに、良いバランスで成長を続ける野菜たち。雑草との共存も上手いこと話がついている感じさえする。
今年は、暑さに翻弄された感じは否めないが、遅く種を蒔いた分、収穫も遅くなるのは当たり前のことだと思いつつも、そろそろ大根を収穫してたくあん用に干し始めたいところなのだが、もう少し時間がかかりそうだ。
今年は、赤カブも良い感じなのも嬉しいところだが、予想外に美味かったのが、下の写真にあるずんぐりした青丸紅芯大根なる中が紅色の大根なのだ。
この大根、普通の白いものよりも大根自体の旨みが濃い感じで、塩と少しの酢で即席の漬物にしてみるとなんとも言えない美味しさで、ちょっと癖になる。今年の、嬉しい出あいとなった。
地面に近い部分の葉っぱについつい目が行く。なんだかキラキラしていて興味を覚えてしまうのだ。
野沢菜も順調に育って、昨年の霜にやられ過ぎてクタッ〜となった状態になる前に収穫することができたのも嬉しい。
二種類蒔いてみて、これは信州野沢温泉村健命寺に250年間受け継がれてきた本物の伝統野菜・野沢菜で、一般に出回っているF一品種は、繊維が口に残るが、これは歯切れよく風味満点なんだとか。
暗くなるギリギリでなんとか漬けることができた。元来漬物が大好きだったのだが、まさか自分で野菜を作って漬物を作るとは、思ってもみなかったが、ここ数年は、種から育てて漬物にして食べるというサイクルがとても氣持ち良くて、自己満足の至福の境地を味わっているところなのである。
この後、どんな風に発酵が進んでいくのか楽しみである。